つれづれなるままに

▼7月9日(木)     最初は冗談かと

東国原知事の自民党総裁候補にしろという要求を最初聞いたとき冗談かと思いましたが、

けっこう本気で、今自民党内がもめているようです。



総裁選挙に出るには自民党議員20人の推薦が必要で、総裁選挙に出るハードルが高いので、

ある意味、自民党の国会議員でも候補にすらなれない議員も多いわけです。




そんな状況で総裁候補にしろというのですから、自民党の国会議員から総すかんを食らうわけです。

でも東国原知事が国会議員の経験もなくて総裁になれば確かに自民党は変わったと印象は付けられるでしょうけどね。



でもまあそれはどう考えてもムリな話です。



自民党は当選回数を重ねれれば自然と大臣になれるという仕組みを作って、

それを元に自民党は党としてまとまってこれたのですから、

それを一からぶち壊すというのはどう考えてもムリがあります。




日本には年功序列という価値観があって、それは現在でも変わりません。

議員にとって年功序列というのは自身の当選回数が何回かです。

年齢ではありません。




ですから小泉氏の息子が選挙で若くして当選すれば自然とベルトコンベア式に大臣になってしまいます。

そういう議員が自民党の要職の大半を占めるまでになってきています。

だから彼らは自分達の環境を維持するために誰でも総裁になれるような仕組みは否定するのです。




ただ、そういう価値観が成り立たなくなってきている時代になっています。

それに自民党自身が気づいていない。



世の中が自体が世襲・年功序列・終身雇用・学歴社会という長年の価値観が崩壊しつつある現在です。



政治家の世界だけがその価値観を大切に守ろうとして保身に走っている自民党の体質にあきあきしてるのです。

だから民主党に皆が向いているのです。


民主党が自民党より圧倒的に優れているというからではないと思うのです。



アメリカのオバマ大統領は47歳で大統領に就任しましたが、

麻生首相は68歳です。




高齢が悪いということではないのですが、

派閥の力学で総理総裁になるという仕組みでしか総理大臣にはなれないという現実は、

変わらないという印象は変わりません。



そういう意味では東国原知事の件は別としても、

推薦人の枠をはずして自民党員全員の投票で総裁を決めるという仕組みを発表すれば、

若くて有能な総裁が誕生する可能性が出てくるわけで、

自民党も変わったなぁ・・・ということになるのではと思いますけどね。



だから自民党の国会議員の皆さん!

あなた達も全員可能性があるのだからぜひ総裁選挙の規程を変えて、

自民党の国会議員なら総理大臣に誰でもなれるというふうにしたらどうでしょう。



もっとも、選挙で民主党に勝てばですが・・・(^_^;)
2009.07.09:mukai

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