つれづれなるままに

▼6月2日(火)     いろんな発想

昨日はおめでとうございました。





GMの破綻でハマーブランドを中国の会社に売るという話は象徴的ですね。



アメリカの国力の衰退と、中国の経済の勢いという現実です。



今までは世界の主として君臨してきたアメリカですが、

自由主義圏のリーダーとして、

イラク戦争をはじめお金を湯水のごとく使ってきましたが、

永遠にお金が続くということもないわけで、

いよいよアメリカの衰退ということが現実になってくるのではないでしょうか。




そうなると世界の警察官として君臨し続けるということもムリになってくる時が来るでしょう。



それはそれでしょうがないのかもしれませんが、

アメリカの衰退で日本に駐留しているアメリカ軍が引き上げていくということだって、

考えられるのです。



アメリカ軍が引き上げた後、日本は軍事的には丸裸状態になってしまいます。

北朝鮮、韓国、中国がお隣ですから、

なんとも不安な状態になりますね。



今回の北朝鮮の核実験は核の脅威が現実となったわけです。



日本の置かれた状況はそんな状況ですが、

読売新聞に興味深い記事が載ってました。



インドの元内閣官房室次長のバフクトゥムビ・ラマン氏の意見です。


「北朝鮮の核開発阻止のために実はこれまで試されていない方法が一つある。

それは米国が”日本の核武装を容認するぞ”と中国に脅しをかけることだ。

そうでもしないと中国は本気で北朝鮮に核放棄を説得しない」

と日本の核武装という可能性を堂々と勧めているのです。




たとえ単なる脅しとしても「日本の核武装」が北朝鮮の核武装を防ぐには最善の方法だとインドの識者がアドバイスしてるのです。



日本では核の問題はタブー視されてますが、

外国から見ると現実的な解決方法だという見方も興味深いですね。



とにかく北朝鮮の核武装は日本にとってはなんとしても阻止しなければならないのですが、

それだけの外交力が日本に無いのも現実ですから、

今回の意見のようにいろんな見方も必要なのかなとも思うのですが・・・・・




画像 ( )
2009.06.03:mukai

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