つれづれなるままに
▼4月28日(火) 世論調査
世論調査で麻生内閣の支持率が上がったと出ていました。
西松建設の違法献金事件の影響もあるのでしょう。
3月末から7ポイント上昇して28.2%まで回復したそうです。
海賊対処法案の早期成立や、集団的自衛権行使に向けた憲法解釈など、
やるべきことをやっているという評価なのでしょうか。
それとも高速道路の1000円で土日走り放題や、
なんだかんだと言われても定額給付金の支給が現実になったからでしょうかね。
ただ、この世論調査なるものがどれだけの意味合いがあるのかという視点から見ると、
ちょっと疑問を感じざるを得ない部分もあります。
世論調査では、景気対策として今年度の補正予算案を、
「今国会で必ず成立させるべきだ」との回答が79.9%あるのに、
景気回復に効果が期待できるという回答は39.5%しかない。
じゃあどうして早期に成立させろという人は、
期待出来ないと言いながらどうして早期に成立させろというのでしょうか。
しかも、赤字国債の発行については、
「財政を悪化させるのでよくない」と答えた人が80.8%にも達したそうです。
補正予算は成立させろ、
しかし、赤字国債は発行するな。
じゃあどうしたら良いの?
お金が無いわけだから補正予算の財源をどうするの?
対策には金が必要、
でも金は出したくない。
とすればあとは消費税を上げるぐらいしかないのですけどね。
当然それだって反対でしょう。
世論というものはそれぐらい矛盾したものです。
だから麻生総理が「世論なんかオレ気にしないよ」というのはある意味正しいのです。
ツキ男の麻生太郎に期待します。
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2009.04.28:mukai
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