つれづれなるままに

▼4月17日(金)    金正日の後継者

実は私もそうです。 でも頑張ってますね、この人。





北朝鮮のキムジョンイル氏の後継者として三男に決まったようだというニュースが、

ネット上で流れていました。



中国は共産主義国で権力を世襲するというのは認めないという方針だったようだが、

着々と事実を積み重ね、自身が金日成から権力者の位置を受け継いだように、

自分の三男に権力を世襲させるようです。



たぶん日本の政治家はこれについて、

権力者を世襲させるという前近代国家のような政治システムは国民を抑圧しているものだと批判するに違いありません。



まぁ常識的に考えればそうでしょう。



それを自分の立場に置き換えたときはまた違う解釈になるから不思議です。



というのは最近自民党の中にも、世襲立候補制限論が出てきたのです。



もっとも麻生首相に近い、菅義偉選挙対策副委員長が言い出したもので、

次男への世襲を表明した小泉純一郎元首相をけん制する思惑だそうですが、

公然と「世襲廃止が必要だ」と明言したそうです。

どこまで本気かは分かりませんけどね。



自民党では職業選択の自由の観点から反対という声が根強いそうです。

でもそんなの理由になりませんね。

何も政治家という職業を選択させないということではなく、

親と違う選挙区で立候補は出来るわけですから、

職業選択のうんぬんというのはお門違いです。



自民党議員の三分の一以上が世襲議員だそうですし、

現内閣でも全閣僚の三分の二が世襲議員だそうです。



そうなると小選挙区制という選挙制度の中では世襲議員に勝つのはかなり大変です。


政治に有能な人材が入ってこない国となれば国家の衰退すら考えられます。

それとも身内で固めて、あとは優秀な官僚に丸投げでなんとかなるもんだと考えているのでしょうか。



世襲禁止となると、そうとうな数の新しい議員が誕生するような気がしますけどね。


そうなると政治も活性化するのではないかと期待がもてるのですが・・・



もし民主党が本気で政権を取るつもりなら、

この「世襲禁止」の条項を盛り込んだ法案を国会に提案して、

自民党に否決された後にマニュフェストに加えて選挙をするぐらいなことをやれば、

本気で政権がをとろうとするならばですが。

民主党にやれるかな?
画像 ( )
2009.04.17:mukai

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