つれづれなるままに

▼2月28日(土)     すぐ実行

日経新聞の「私の履歴書」にドトールコーヒーの鳥羽名誉会長が、

今月の連載で出ておられましたが、今日で最終回のようです。



その最終回で、なかなかの提案をされていました。

今の不況から脱出するかについての提言です。



公共事業での需要創出では時間がかかり過ぎる。

1500兆円の個人金融資産を即、消費に結びつけるため、

今年に限り生前贈与の税率をゼロにする。

ただし、現金で贈与し1年以内に消費した場合に限るという条件を付ける。

車や住宅その他の消費がかなり起きると思う。



また消費税を福祉税に改め年金、医療、介護その他の社会保障をすべてまかない、

国民に分かりやすく説明する。

それにより将来不安がなくなればさらに内需は拡大するはずだ。




15歳未満の子供を持つ親に、子供一人当たり年に100万ずつ無条件に支給する。

費用は年間17兆円。

消費振興と少子化対策を兼ねる案です。



このような議論をすると必ず否定的な意見が出てくるとことですが、

いかに実現していくかという視点で考えれば知恵も浮かぶというものです。



予算が通って、麻生内閣は景気対策に補正予算を組むと言ってますが、

何をする予定かというとやはり公共工事のようです。



鳥羽名誉会長が言うように、老人が持っている金融資産を活用すれば、

国は直接的に予算を組まないで、消費の拡大が見込めるのです。

しかも、期限を切るから即効性もあるわけで、

消費の拡大にはこんなに効果のある方策はないのではないかと思うぐらいです。



これだったら即実行で効果も絶大と思うのですが、

ただいま国会議員の皆さんは「麻生おろし」に夢中で国会は空転という状況でしょうから、


無理かもしれませんけど何とかしてもらいたいものですが、

構想から半年たった定額給付金の財源法案ですら、

まだ成立していないというていたらくですから、

無理でしょうけどね。
画像 ( )
2009.02.28:mukai

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