米沢の九里学園で再現することができました。今、感動で胸がいっぱいです。
それは今からちょうど18年前の夏、私は高校三年生で行灯みこし作りの
チーフに選ばれました。大きなプレッシャーを感じつつ、仲間と力を合わせ、
時にはぶつかりあいながらも互いに協力し、創意工夫して苦難を乗り越え、
何もないところからみんなのイメージを実体として作り上げた感動的経験と
達成感と自信は今の自分の心の支えとなっています。
このように自ら体験した行灯みこし作りの楽しさと達成感を生徒たちと共に
再び味わうことができて最高に嬉しいです。高校三年生を担任しながら自分
が同じ高校三年生の夏に夢中になった行灯みこしを18年ぶりに再現するとは
なんとも感慨深いです。大学受験の夏に受験勉強と行灯みこし作りチーフと
いう二つのプレッシャーを感じながら自分のなかで葛藤しながら行灯を作って
いたあの頃の思いが鮮明によみがえってきました。
何もないところからのものづくりにはまさに創造力が必要で、たくさんの
困難にぶつかり、それを創意工夫でひとつひとつ解決して乗り越えていか
なくてはなりません。仲間と心と力をあわせて、より完成度の高いものを
作り上げようと妥協を許さず真剣かつチームワーク良くコミュニケーション
をとりながら同じゴールを目指します。
そして苦労の末、完成した暁には大きな喜びと達成感と充実感と感動を
仲間と共に味わうことができ、一人一人が人間として大きく成長できます。
これはゲームでは決して味わうことのできない感動的経験で一生忘れること
のできない思い出の宝となるはずです。そればかりか、人生の糧になるはず
です。
そのことを生徒達に実体験から感じてもらいたくて行灯みこし作りを提案
しました。我が3年1組の生徒達は担任の私のこの思いをしっかりと受け止め、
行灯みこし作りに積極的に取り組んでくれ、私の想像をはるかに超える
素晴らしい作品を完成させてくれました。完成したときのみんなの達成感と
自信溢れる笑顔は一生忘れることのできない宝になりました。
「本当にお疲れ様。そして、感動をありがとう。」
P.S. 完成したかねたん行灯みこしは、8月28日（土）の九里祭で
体育館にて、模擬店「飲み処 のんべぇ」の近くに展示して
おりますので、是非、おいでいただき、冷たい飲み物でのどを
潤しながらご鑑賞ください。
