私が実習で最も印象に残ったことは、患者さんとのかかわりについてです。
私の受け持たせていただいた患者さんは、意思疎通が難しくコミュニケーションのとれない患者さんでした。初めてお会いした時は声をかけても反応がなく、どうすれば患者さんとお話ができるのだろうと悩みました。私は患者さんがどんな話し方であれば反応してくださるのかを考えて、声を低くしたり、簡単な言葉を使うなど患者さんに合わせたコミュニケーションの方法を実施しながら、時間を重ねて患者さんとの信頼関係を作っていきました。患者さんが血圧計を痛がってコミュニケーションをとれなかったり、ケアをしてほしくない日は、わたしの声がけがなかなか伝わらず、いろんな工夫をしたりとやりがいのある実習になりました。実習が終わるころには、患者さんとの意思疎通がとれ、にこにこと会話をしてくださるようになりました。最後のあいさつをしたとき、患者さんから「こちらこそ」とかえしてくださったことが一番心に残りました。
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