異名その3 羽州の狐(うしゅうのきつね)

 昭和五十年(1975)に発行された日本の歴史文庫9「戦国の武将」(講談社:佐々木銀弥氏著)の「秀吉の勢力が天下を支配したところ、その威を借りた義光のずるがしこいやりかたは、まさに虎の威を借る『最上のきつね』とでもいうべきであろう」という記述が初出といわれている。この「狐」という表現がのちの書籍等でも紹介されるなどして、世間一般に広まったという。
 ネガティブなイメージをもって「狐」と表現したものであり、地元山形においては拒否的な傾向がある。

 参考:最上義光歴史館 http://mogamiyoshiaki.jp/?p=log&l=87187

2015.01.01:mogapro:[▼最上義光]