上から重量を支える柱や梁。特に構造を強化する上で重要な隅柱と通し柱は4寸(120mm)角とひとまわり太く、一般住宅に比べ断面積は1.3倍。さらに、筋交いは柱や梁と構造金物で緊結することで、地震や台風などによる建物の変形を防ぎます。柱には、そりや歪みの少ない集成材を使用しているので、いつまでも強さとつくりのよさが長持ちします。また、含水率が低いため腐朽菌やシロアリにも強く、耐久性をさらに高めています。集成材はコンピューター制御によるプレカット加工をしているので、品質の安定した高精度な施工を可能にしています。
[画像][画像][画像]一般的に木は火に弱い素材と考えられていますが、加熱実験では、木は鉄やアルミよりも強度低下が遅いという結果がでています。木はある程度以上の厚みがあれば、いったん燃えると表面が焦げて炭化層を形成し、内部まで火が進行せず、万一火災が発生しても燃え進むには時間がかかり、結果的に構造体も残りやすくなります。一方、鉄は火災時レベルの熱を受けると急激に強度が低下、変形してしまいます。※鉄は5分ほどでほとんど強度がなくなりますが、木材は15分経過しても60%の強度を保っていることがわかります。
天井や壁に使用している不燃性の石膏ボードは、耐火性と同時に、火災時の延焼防止効果を高めています。また、外壁・屋根は標準仕様として火に強い不燃材料に認定されたものを採用しています。