塗装が必要なわけ・・・ その4
前回のつづき 塗装が必要なわけから始まった話でしたが、ちょっと専門的な方向へカーブ・・ してきましたが、知っていれば御自宅を塗り替えする際に役立つと思います。 ということで、次回よりタイトルは”塗装の豆知識”で参ります。。。 分散化の話の途中で、機能性のところでしたが最近よくアピールされている事に、汚れにくさがあります。 低汚染とか、防藻、防カビ等とうたわれています。 昔は、弾性(ひび割れにくい)だと汚れやすいとか、つや消しだと艶有より汚れが付きやすいとか言われていました。 大きな理由は、弾性は塗膜がやわらかいこと、つや消しは塗膜の表面硬度が低かった(粗い)ことがあげられます。 しかし・・ それはもう過去の世代の塗料の話。 分散化、高分子化によって現在の塗膜は、良いもの程表面が緻密です。 弾性なのに、表面は硬くて緻密・・ そんなことも出来てしまっています。 それを可能にしているのが ”架橋”という技術です。 文字どうり橋を架けることです。 ”何に橋を?”といいますと、分散化された粒子(エマルションといわれている)が乾燥にともないくっついて塗膜になるわけですが、その時粒子同士の結合にこの技術が使われています。 ピンとこないかとは思いますが、解かりやすく例えると、手が一杯あってお互いにつなぐとお考えください。 この手をつなぐという、架橋・・・ これが理解できると、いろいろなことが解って面白くなってくると思います。 つづきはまた次回に・・・
2010.03.29