Glenfarclas105私の若かりし頃思い出のあるWhiskyの一つですし、これを愛飲していた
イギリスの元首相 マーガレット サッチャーさんを思い出します。
第五回先進国首脳会議が日本の迎賓館で会議が2日間行われました。
会議に参加した夜にサッチャー首相は夜、ホテルの赤坂のバーにお忍びで行かれ母国のWhiskyを飲まれ、値段が高い事に異論を持ち、次の日、時の日本の首相大平総理に会って関税を下げる様直談判したそうです。
当時の日本では酒税と付加価値税を合わせると43%前後でした。直談判の結果翌年寄り年々下がり始めなんと今では22.3%くらいに下がり先進カ国の中では一番低くなり私たちにとっては最良の結果になり、スコットランドから入荷して色んなWhiskyを低価格で飲めるスタートになりました。
以前は店に置いてありましたが、ここ15年以上店には置いてありませんでしたが、3ヶ月前置く様になりお客様に105の意味をお話ししました時「え、え~」と驚きました。それはなんとボトルに60%VOLと書いて有ったからです。何故かお分かりの方の居られると思いますが、最初購入した時105はイギリスのアルコール単位プルーフでした。ですから105というのはアルコール度数が52.5%が現在は60%と変更になったという事でした。ただボトルの名称は変わらずにしたの私にはスコットランドの気質らしく変えないで出荷した事です。その考え方がアイラ島で過ごした思い出とダブりまして、文化を大事に為る事の凄さを尊敬しました。
店でお客様と語り合いながら頂きましたが、最初の感じのアルコールが時間とともに穏やかになり60%とは感じられない香りが穏やかに出始めました。今迄に考えて事のないことを思い出し、ロックを別に出しノイジンググラスより、少しロックに入れて飲みましたら、又新しい感覚で頂く事ができました。
ただ悲しいのは、マーガレト サチャーさんが今、アルツハイマーになった事です。