小野川温泉 『みそプロジェクト』
▼みそひともじコンテスト 結果発表
第2回みそひともじコンテストの選考結果です。
今回もたくさんのご応募をいただき、どうもありがとうございました。
▼ 小野川部門 15選
湯の岸に掬う(すくう)手の平掠め(かすめ)飛ぶ夏の一夜の小月なりけり
月蝕海豚
小野川の出湯の夜は蛍舞ふ 鬼面川辺に友と連れ立つ
高橋 七郎
雪囲い 障子貼り終え 我が手みる 思案の先は 小野川のお湯
山田 嘉實
十五にて逝きし娘の魂か 蛍火ひとつ われにまつわる
黒沼 智
湯上りのほほに涼風(すずかぜ)心地よし ほたる舞う川 小野川の里
佐竹 敏子
遠き日に蛍追いかけ遊んでた夏の想い出 小野川にあり
紺野 三重子
来し方は農一筋に生きて老い妻と憩へり小野川の里
小関 昭栄
汗垂りて源流沿いに道を行く小町湯すぐに身浸かるからに
宗像 六郎
青雲の旅立ち以来四十余年経ちて集いぬ今宵小野川
富川 善朗
指先に休む蛍の愛しく去りし人らの誰ぞか想う
小川 かおり
蛍火を追う子 我が身の幼き日 遠き昔を楽しむいで湯
静田 摎エ
小町の湯 ひと風呂あびてほほ赤くほたる舞いとぶ恋の散策
高橋 恵美
▽2代目 和歌大将
父と来た 思い出多き鞄持ち 宴会後のふれあいのお湯
井口 昇
▽2代目 和歌女将
頬染めてスキーする背を目で追いて多感な頃の湯の街 ここは
とし子
▽俵万智賞
来客のおもてなしにと小野川の蛍に会ひに夕暮れに発つ
大場 衛子
▼みそ部門 10選
冬最中(ふゆさなか)かまくらで喰ふもやし麺一味違ふ味噌と温もり
佐々木 清子
足触るる君と炬燵に真向いて朝餉の味噌汁 豆萌(まめもやし)の具
沓沢 和子
白ぶかし 隅に鎮座す大根の味噌漬二枚 味は変わらず
渡辺 健三
みそ玉をなげてあそんだ幼などき 怒りし母の顔なつかしく
矢沢 つや子
雨の日は味噌のお握り香ばしく焼いて二人の昼時とする
渡辺 清恵
若葉萌ゆ 霞か雲か軒積みの豆幹焚きて大釜で煮る
原 ヤエ
朝摘みの胡瓜かじれば 味噌の香の母の手作り 遠き日思ふ
大場 衛子
これオレのおふくろの味 いつかそのひと言ほしくてまたみそをとぐ
小田切 三佳代
帰郷する子の好物の味噌汁に心はずみて山菜きざむ
山田 勝子
▽味噌部門金賞
反省はきゅうりにみそを乗せ乍ら 卯花月夜の一際白く
佐竹 晃子
画像 (小 中 大)
2007.08.20:misop
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