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山形新聞「提言」
2016年7月から始めた「みどり町こどもひろば」という子ども食堂の活動を通して感じていることを、10/10の山形新聞に書かせていただいております。 お読みいただければ嬉しく思います♪2017.10.28 -
小さな宣言 そして お願い
個人的なことなので、クローバーの会のブログではなくこちらに。 いつぶりの更新かなぁ。 山形県の不登校の小・中学生は900人程、高校生は500人くらいのようです。 学校に行かないという選択ではなく、自ら命を絶ってしまった子どももいます。 学校は死ぬほどつらい思いをして行くところではありません。 学校でなくとも、家庭やフリースクールなど多様な居場所で、子どもは学び育つことができます。 親として、無理矢理 学校に行かせることよりも「生きさせること」の方が大切ではないでしょうか? 私たち大人は、子どもが安心してゆっくり休むことができたり、のびのびと多様な生き方を選択したりできるような社会にしていく必要があると感じています。 しかし、学校に行かない選択をしたくても、山形の子どもたちは苦しいのです。学校以外の居場所がほとんどないからです。フリースペースは数か所ありますが、フリースクールは米沢市のWith優というところだけです。 だから、私は来年中に山形市にフリースクールを作りたい!のです。 小さな声でここに宣言したいと思います。 数年前からずっと考えていましたが、いつかいつかと思っていたらいつまでもできないんですよね。 子どもたちの居場所が必要だと思われる方、ぜひ様々な形で応援していただけませんでしょうか?智恵と力をお貸し下さい。 連絡お待ちしています→ clover.yamagata@gmail.com ひぐちあいこ2017.10.09 -
学年通信から
今年も娘の中学校では学年主任の先生が『おにぎり通信』を発行してくれています。 そこに書かれてあったこと(一部抜粋) ******************** かつて「学校」には自分たちで考え、自分たちで表現し、感動や仲間を意識を強く感じることのできる機会がたくさんありました。 つまり、自分たちが獲得するもの、優劣で表現できないものがたくさんあったのではないかと思います。 しかし、今の「学校」はさまざまな時間が削られ、生徒が生き生きと活動できた「放課後」すら一時間もない、という状況です。 (中略) そうした中で、「学校」に対する違和感、圧迫感を感じる感性を持つ生徒が出てくることは何ら不自然ではないと考えています。 不登校の生徒が、依然として存在するのは、そのことと無関係ではないと考えています。いやそうした生徒がいる、ということの方が「人間らしい」といえるのではないでしょうか? 「高校受験」という「重石」の中で、私たち教師も、保護者のみなさんを含め、今日の社会を作り出しているオトナたちがそもそも「教育」とは何か?「学校」とは何か?「学力」とは何か?を真剣に考えなければならないのではないでしょうか。 今日の「学校」を制度として作っているのは、学校現場ではありません。東京の霞ヶ関にいる優秀な方たちとそれを後押しする教育学者や政治家のみなさんたちです。 ******************** 特に最後の文。私はハッとさせられました。 何かと、学校が悪い、先生が悪いと保護者は責めたてがちです。 現場の先生方は、もしたとえ「自分が思う教育」があったとしても、国の方針に従わざるを得ないのだということ。「何か違う」と思ったとしても、日々のやらなければならない業務に忙殺されて向き合う余裕がないのだということ。 さて、私たちに出来ることは何か?2014.04.18 -
ご報告
これまで夫と『パティスリー菓樹』を共に10年やってまいりました。たくさんのお客様に支えられ、ここまでこれたと本当に感謝しております。もちろんお店はこれからも続けさせていただく所存です。 昨年、私は40歳になりました。これからの自分の生き方をよく考えるようになり、やってみたいことや関わってみたいことへの思いがふつふつと湧き出し、日に日に強くなっていきました。 不登校の娘と共に歩んだ7年間の経験から生まれたコトバや想いを同じように苦しむ人たちに届けたい、少しでも苦しみから解放されるヒントを一緒に探していきたいと思うようになりました。 学校に行く行かないは別として、子どもたちの存在そのものが認められる社会になってほしいという願い。母として大人として、同じ社会に生きるひとりの人間として、自分ができることを今やらずにいつやるの?そんな思いに駆り立てられ、新たな一歩を進む決意を致しました。 そしてこのたび若者の居場所&学びの場づくり活動をする『ぷらっとほーむ』にその機会をいただきました。 一年間、ひきこもり者家族交流・訪問コーディネーターとして活動することになりました。共同代表の滝口さん、松井さんに教えていただきながら、試行錯誤になるかもしれませんが、失敗を恐れず色々な活動をさせていただけたらと思います。 迷いはありませんが不安はあります。でも、そんな私に励ましの言葉をいろんな方が下さいました。応援してくださる方がたくさんいてとても心強く感じています。 この私の選択を受け入れ認めてくれた夫、理解してくれたお店のスタッフ、ちょっと心配しながらもがんばってと言ってくれる娘たち。心から感謝します。 こんなわたくしですが、今後とも『パティスリー菓樹』と合わせて引き続きどうぞよろしくお願い致します。 新しい活動のブログです→『クローバーの会@やまがた』 http://samidare.jp/oya-ibasho/2014.03.31 -
江川和弥さんのお話~寺子屋方丈舎~
この方に会って話を聞いてみたい!と江川さんを知ってからずっと思っていました。 先日、なんとお話を聞く機会がありました(^^) 今後の自分の活動のためにも心に残ったところをブログに記録しておきます。 ********************** 【トーク・ライブ&ラーニング・バー】村山地区の若者交流会 (村山総合支庁主催、協力ぷらっとほーむ) ゲスト 江川和弥氏(NPO法人 寺子屋方丈舎 ・代表理事) 江川さんは16歳のとき不登校になる。 自分がこれから地域に出るためにはどうしたらよいか?と考え大学に進む。 江川さんにとってフリースクールとは 学校に行くか行かないかは別として、人として認められる場である。 存在を認めてあげることが大事! 子どもの可能性を広げてあげること。 どの子どもも人生をダメにしたいなんて思ってはいない。 子どもたちは生きている証が欲しい。 価値を尊重してあげること。 「こどもミーティング」というのがあって、どんな些細なことも子どもたちが決める。ミーティングで決まらないことはやらない。 海外旅行に行きたいと子どもたちが3ヶ月で100万円集めた。 多くの大人は不登校の子どもたちの気持ちを支援してくれた。 このことから子どもたちは自分の気持ちを伝えるために行動すれば出来る!ということを学んだ。 人生は失敗、うまくいかないこと、つらいこと、たくさんある。 やる前からあきらめない、言い訳しない。 まずはやってみる!失敗してもそこから学ぶ。 コケるからこそ見えてくるものがある。 失敗したり、うまくいかない経験をしてもひるまないこと。 「やらない」という選択肢はない。 そうなるとNPOは必ずしも完成形でなくとも良い、たたき台を提示し考えながらやっていく。 NPOとは市民活動のプロ。行政、学校のスキマをやる。なので誰もやったことない分野は手探りの試行錯誤でいいのである。 NPOはそれまでの経験がない自由なエリアである。 おそれずにやっていかないと手付かずになってしまう。 フロンティアスピリッツが大事! 社会のニーズが変わってきている、それをどう捕まえるか。 伝わるコトバ、行動でなければ意味がない。 震災後、県外避難者のために福島の800ものNPOで何が出来るか共有しようと奔走する日々。 気がついた者が動く。気がついた者の責任。それは使命感でもある。 福島の子どもたちは我慢している。子どもたちは自分たちは何をすればいいのか考え始めている。かなりストレスが高い状態である。 その子どもたちの悩みを引き受けて向き合っていかなければならない。 それは学校だけでは解決できない。 学校と行政と民間が情報を共有して子どもの課題をどう解決していくか。 大熊町の子ども、学校に行けても教室に入れない子が多い。 行政から頼まれて学校内でフリースクールをやっている。 これは震災前からノウハウを蓄積していたから。 行政からの信頼を得る事が大事。(学校を批判しないこと) NPOは自分のところが一番だと思いがちだが、それぞれの強みと弱みを生かして横につながりみんなで力を合わせることが大切である。 それそれの文化を尊重しあって、相手を理解する努力をする必要がある。 その調整役をしっかり果たす部分が今は足りていない。 過疎と高齢化が進む福島で今起きていることは、これからの日本のほかの地域で起きていくことである。 若者の人材を育てていくことが大事になってくる。 そのためには若者たちに「地域に育つ」ことの意味、文化や習慣、アイデンティティを伝え、その地域に生まれたことに誇りを持てるようにしなければならない。 ******************** そのほかにも色々なお話をお聞きしました。 後半は、おいしい料理を囲んで ざっくばらんに楽しい時間を過ごしてきました☆2014.03.25 - ...続きを見る