美蔵キルトだより

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動物の皮をつなぎ合わせたものが存在していたことから
北アメリカの原住民も、ヨーロッパ人が来る前から
パッチワークの技術をもっていたと思われます。

しかし、アメリカでのキルトの歴史は
英国からの開拓者が
アメリカ大陸に到達したことから始まります。

イギリス人がアメリカ本土に定住を始めたのは
1607年、現在のヴァージニア州の
ジェームズタウンでした。
彼らがイギリスに伝わる布の伝統をもちこんだのです。

イギリス、オランダ、フランスなどからの
開拓者は、この新世界への航海に
出発する前には、麻、絹、木綿などの布を
衣服や寝具ようとして、手にいれることができました。

しかし未開の土地では布は作られておらず
イギリスなどからの物資調達船が唯一の新しい布の
供給源だったのです。
ですから、女性たちは必然的に
手元にある布を継ぎ合わせて再利用し
家族の服をつくり寒さを防いだのです

その頃のほとんどの女性は
小さな端切れの三角や四角を縫い合わせていました
アップリケの作品を作れたのは
かなり裕福な家のお針子たちでした。


2010.01.30:mikura-ki:count(2,255):[メモ/コンテンツ]
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