目加田経営事務所

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沖縄・やんばるでは、緋寒桜が咲き始めました。春の訪れを感じます。
今早朝、那覇の波の上宮に初詣しましたら、修養ボランティアの方々が境内を掃き清めておられました。「おはようございます」と元気な声をかけていただき、このような方々に守られ、私たちは充実した生活が送れることに感謝して、清々しい一日を始めることができました。

私たちはいつもどこかで神仏を意識し、頼って生きています。毎年初詣にゆき、お賽銭の額の割には多すぎる願い事をし、子供が生まれるとお宮参り(神道)に行き、結婚は教会(キリスト教)で挙げ、死ぬ時はお経(仏教)に送られます。自然を信仰し、八百万の神々の存在や神話が浸透していた大和(ヤマト)の国だから、仏教もキリスト教も受け入れて融和できたのでしょう。聖地はいたるところにあり、お地蔵さんにも合掌する習慣は、森羅万象全てに魂が宿っていると信じているからです。だから、モノや食べ物さえ大事に扱い粗末にしない習慣が身についています。

私たちはどこからきてどこに行くのか、いまだにはっきりしませんが、いずれにしても、目に見えない、偉大な存在、村上和雄先生の言葉を借りれば「サムシング.グレイト」常に感じています。生命の神秘が解明されればされるほど神秘に満ちています。細胞の染色体構造が全て解読できても、その構造を創造したのは、だれかは分かりません。
最も単細胞の大腸菌でさえ、今の科学技術をもってしてもオリジナルは作れないのですから。

今年も宮崎の「気」の師匠とその同門の仲間と一緒に伊勢神宮に参拝してきました。清々しさは格別です。かっての日本では宗教の話題はタブー視される事が多かったように思いますが、最近はパワースポットブームもあり比較的オープンに話題にできるようになりました。1300年間にわたり、日本人の信仰の拠点となってきた伊勢神宮には何か特別な存在を感じます。伊勢神宮に限らず世界中の神社仏閣、教会、神殿はどこでも、すがすがしさを感じるところが多いと思いますが、
皆様はいかがお感じでしょうか。

池上章氏の「池上章の宗教が分かれば世界が見える」(文春新書)の世界の宗教分布マップによりますと、キリスト教33%、イスラム教22.5%、ヒンドゥー教13.6%、仏教6.7%、中国民間宗教6.6%、新宗教0.2%、ユダヤ教0.2%、その他16.5%だそうです。私の生まれた村が曹洞宗の檀家でしたので、自然と日常行事は仏教的でした。結婚してからはキリスト教の教会にも良く通いました。独立してからは日本人のバックボーンをなしている神話の登場人物がご祭神となっている神道になりました。日本人の精神性と良くマッチしていると思います。ですから、朝の祈りは神道とキリスト教と仏教の3つ行います。
ただ、一神教の多い海外では無宗教や神・仏・キリストでは理解されないので、信仰は神道(Shinto)と言っています。

信仰における多様性こそが日本人の優秀性を物語っていると思います。一神教の世界では深刻な宗教戦争が起きて多くの人命が失われていますが、日本では宗教戦争は有りません。派内抗争は有るかもしれませんが、戦争には程遠いものです。この柔軟性は大いなる存在に対する畏敬の念と生かされている感謝の念、そこから生まれる謙虚さと素直さからきていると思います。不透明で不条理な今年を乗り切るために、今日やるべきことを今日やりきる謙虚さと素直さを培いましょう。
2012.01.31:目加田博史:count(550):[メモ/レポート]
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