目加田経営事務所
▼【好かれる人になる】−2011.9.7
最近「人たらし」という言葉をよく耳にします。人が好き、人扱いが上手、人に好かれる人という意味だと思いますが、とても大事なことだと思います。私も、いつも努力しているのですが、なかなかできません。
支援先企業の営業マンを見ていると、数か月前倒しで年間目標を達成している人がどんな会社にもいます。もちろん、苦戦して達成率で50%未満の人もいます。目標が間違っていると言えばそれまでですが、各自が勝手に決めた目標ではないでしょうから、それなりの裏付けのある目標でしょうから、やはり、努力の差だと思います。どの会社にもいるその人は、強気一点張りの楽観論の人もいれば、固め固めの予測しか言わない人もいます。表現は事なるのですが、目標達成しているという結果はプロセスの努力を雄弁に物語っています。
かれらの共通項を整理してみると「1.お客様に好かれている」「2.小さなことを大事にしている」「3.ウソをつかない誠実さがある」があげられます。その中でも最も大事な事は「お客様に好かれる」事だと思います。お客様に嫌われて目標を達成したり実績を残している人はいません。
お客様の奴隷になっている人も数字が継続的についてきません。
さらにすごい人は、お客様に好かれるだけでなく社内、特に内勤女性から好かれている人です。もっとすごい人はお客様や社内だけでなく、家族からも好かれている人です。彼らは、裏表がなく、相手の立場に立って思いやる心を持って行動していますし、言行一致の人です。自分の気分で仕事をしたり、利害だけで動いたりしません。
そして、目標にはとても厳しい態度で臨んでいます。何としても達成する。達成賞をとる。社長賞をとる。という意識はすごいものがあります。決して妥協しませんし、言い訳もしません。諦めません。本当に尊敬する人たちです。とにかく、一所懸命に仕事に取り組んでいるので、その姿を見ると、周囲の人は応援せざるを得ないのです。
新聞に関連する記事が載っていればすぐに反応したり、お客様や社員、家族に何かのプレゼント(モノとは限らない)を準備していたり、お客様を別のお客様に紹介したりしています。
茶道の世界ではこれを「気働き」と言います。先手先行で相手の立場になって行動する。季節の旬を意識して、これから会う人がどうすればいちばん喜ぶかを考えて準備する。それもさりげなく。茶道では、掛け軸、花、道具、言葉、服装もすべてお客様に合わせて一期一会で対応します。ビジネスの世界ではここまではできなくとも、好かれる前提として相手を好きになる、相手のことを思いやる、それを形にすることはできると思います。
2011.10.05:目加田博史
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