目加田経営事務所

▼【本物のヒトづくり】−2011.8.17

3.11以前から日本国内の経済環境は極めてネガティブな情報であふれていました。
少子高齢化に歯止めがかからず内需は縮小する一方で、円相場は80円〜85円の円高基調で輸出産業は業績不振に喘ぎ、デフレは相変わらず継続していました。失業率は5%前後で、失業者は約300万人もいました。明るい話題は人工衛星「はやぶさ」がイトカワの微粒子を持って生還したこと、ノーベル化学賞を日本人3人が受賞したこと、ベトナム原発の受注できたことぐらいで、後はねじれ政局による政治の混乱は相変わらずでした。
そこに、3.11で地震・津波・原発事故・風評被害が発生し、大きなショックを受け、現在でも遅々として進んでいない復興の現実があります。日本の社会構造そのものが疲弊している中で起きた大きな災害が、日本人に覚醒を求めているようにも思います。

企業でいえば、事故とクレームと労働争議と赤字と貸しはがしが団体でひっきりなしにやってくるようなもので、小手先では解決できない状況と言えます。本物の経営と本物の経営者と本物の人材が求められます。絶体絶命に見えるこのような状況でも、考え方一つで打開できるのがヒトのすごさです。逃げの姿勢を見せるや否や一気に押しつぶされますが、誠実に・真摯に・素直に取り組めば道が開け、協力者が現れるものです。

弱みや問題点を認識し、迫りくる脅威を直視したうえで、目標を生み失わずに持っている強みを取り巻くチャンスにぶつけて打開する道を歩むことです。縁あって行動を共にしている仲間を信頼し、仲間の持っている良さをどうすれば生かせるかを考えて考えて考え抜くことです。素直に、明るく、研究熱心で一流志向の行動家 「素明研一」君を育てましょう。

ご参考までに、戦後の日本が立ち上がるきっかけになったともいえる底抜けに明るい1946年の空前の大ヒット曲 並木路子さんの「りんごの唄」(サトーハチロー作詞、万城目 正作曲)をお届けします。
『1.赤いリンゴに 口びるよせて だまってみている 青い空 リンゴはなんにも いわないけれど リンゴの気持ちは よくわかる リンゴ可愛や 可愛やリンゴ 
 2.あの娘よい子だ 気立てのよい娘 リンゴに良く似た 可愛い娘 どなたがいったか うれしいうわさ かるいクシャミも とんで出る リンゴ可愛や 可愛やリンゴ

 3.朝のあいさつ 夕べの別れ いとしいリンゴに ささやけば 言葉は出さずに 小くびをまげて あすも又ねと 夢見がお リンゴ可愛や 可愛やリンゴ 

 4.歌いましょうか リンゴの歌を 二人で歌えば なおたのし 皆で歌えば なおなおうれし リンゴの気持ちを 伝えよか リンゴ可愛や 可愛やリンゴ』
2011.10.05:目加田博史

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