庄内地域への訪問として庄内町、鶴岡市に続き酒田市へ伺いました。地域で相談担当者として活躍されているみなさんより状況や課題、取り組みなど地域の状況をお伺いする懇談会でお話しを伺いました。
本日は酒田市健康福祉部こども未来課、光風園相談支援事業所、サポートセンターあおぞら、和光園相談支援事業所にいらっしゃる医療的ケアコーディネーターの方々にお集まりいただきました。
地域格差について保育、教育、医療、福祉の各分野で取り組みが必要と意見がありました。例えば県内に一つの盲学校は庄内地区から登校するには遠く、学童期に親元から離れるか、引っ越しで家族が分断されてしまうといったことがあるとのことです。医ケア支援法においても地域格差解消に取り組みの課題があります。他市の施設の利用や市の財源で基準以上の人員配置といった工夫だけではなく、県レベルでの見直しや既存の施設・設備の活用など方法の検討が必要になるのではないかといった意見がありました。
また支援の中で最も必要と感じているのが『レスパイト』。定期的なケアが必要な中、医療型・福祉型それぞれの短期入所施設が増えて欲しいといった意見が上がりました。市内にある日本海総合病院の短期入所を利用したケースで「利用中の創作作品を見せてもらい嬉しかった!」「自宅ではなかなか一人ではベッドから離床できない。入所中に車椅子に乗ってみる?と声をかけてもらった!」といったケアや処遇についてご家族より喜びの声があったとのお話しがありました。全国家族会のシンポジウムでも、施設の増加だけではなく利用中のケアの充実や発達支援を受けることができる短期入所を望む声が増えています。医療的ケアコーディネーターの取得を始め、看護師・保育士さんのケアで元気になることができる短期入所が増えていく可能性を感じました。
この記事へのコメントはこちら