令和6年度の就園に向けて「山形県医療的ケア児直接処遇者研修」が開催されました。参加者は受入れの体制整備を進めている園の保育士・看護師のみなさんです。
講義「小児における医療的ケアについて」では医療的ケア児の身体状況やその生活について基礎的な知識を学びました。
続いての実技研修では口腔内、気管内吸引、気管カニューレの取扱いや経鼻胃管、胃瘻チューブ、心肺蘇生法の見学や実践を行いました。保育士から「吸引のタイミングについて」「園看護師以外の吸引の考え方」「普段の生活の注意点」について知りたいという声が上がりました。園看護師は具体的な「吸引の圧や時間」「カニューレのタイプや挿入の深さ」といった処置に関する質問がありました。モデル人形を使用して人体の構造を考えながら処置はどのようになされているのかを観察しました。
緊急時対応シュミレーションでは、今後園においてどこにどんな物品があるか、集まってきた職員でどのように役割分担するのが望ましいかなど、万一の際の仕組み作りや備えに役立つ内容となっていました。
研修を終え、シュミレーターでの実技で理解が深まった、ブースごとに分かれたことでその内容に集中できたといった感想がありました。講師より「就園について心配なことがあればご相談ください!」と話がありました。就園に向けて一歩前進の研修会となりました。
この記事へのコメントはこちら