医療的ケアを必要とするお子さんや家族がより地域で生活しやすくなることを目指し「山形県医療的ケア児直接処遇者研修」が庄内総合支庁にて開催されました。
医療的ケアに携わっている事業所に共生社会構築のリーダーとして牽引していただくことを目指した庄内保健所のこの企画に参加されたのは9事業所の看護師・保育士の方々です。
座学(医療的ケアの背景、栄養法、気道管理、呼吸補助、心肺蘇生、人口呼吸器と在宅酸素療法)についてはイーランニングでの事前学習をしていただき、当日は(前半)手技、緊急時対応シュミレーション、(後半)グループディスカッションに取り組みました。
手技では解剖学に基づいた説明に再確認の機会となっている様子でした。カテーテル挿入時の角度など、どのように行うのが安全かモデル人形を使いながら体験しました。参加者の方から実際の処置での具体的な質問があり、グループごとに理解を深めました。
万一の際の対応は緊急事態の発見から搬送までの流れ、役割分担や必要な物品は何かについて役割を変えながら学びました。事業所ごとに配布させていただきました『子どものためのケアマニュアル』の付録「各種チェックリスト」にも対応のマニュアルが掲載してありますので参考にしていただければと思います。
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