『にこすくRIBRARY』開館しました
初の試みでにこすくで揃えている参考図書を研修会場に展示しました。
直接処遇者研修の開始前、休憩、終了後に手に取ってみていただくことができるように並べてご案内させていただきました。参加されている皆様から「こんな本があるんだ~」とお声がけいただいたり、参加者同士の会話が生まれ交流のきっかけになったようでした。質疑応答で「実技研修の内容を繰り返し観たい」と意見を頂戴してDVD付の書籍をご紹介する場面もありました。
またの"OPEN"をお楽しみに~!
令和6年度、県内各地で医療的ケアを必要とするお子さんが地域で就園・就学する予定です。
受入れ先が合同でケアについて学ぶ「山形県医療的ケア児直接処遇者研修」を協同の杜JA研修所にて開催しました。13か所から計24名の園や学校および行政職員の方々より申込みいただきました。集合研修を最大に活用するため、youtubeにて事前学習の上での参加としました。
本日の集合研修では、グループごとに「吸引」「気管カニューレ」「経鼻・胃瘻」「心肺蘇生法」の各ブースをまわり、体の構造、使用する医療物品やその特徴、取り扱う際の注意点、実際の手技を学びました。「緊急時対応」では発見から対応までをシュミレーションして、メンバーが役割を持ち体験しました。受講者より「緊急事態が起こる場面はそれぞれ。もし園庭だったら動かす・動かさないの判断をどうするか?」「学校だったら周囲にクラスの児童が多数いる状況となるため、他の児童を安全に誘導・対応する職員が必要かも?」と所属先の状況をイメージした質問や意見が出ました。
次年度に受入れを開始するといった共通点があるため、情報交換できるようにセンターとして双方にお声がけさせていただきました。
各園や学校に持ち帰り、課題や対処方法を検討することで更に実りある学びになりますね!
次回に引き続き、次回4/13も同じ内容で受入れ先を中心とした研修を開催します。
本日受講されたみなさま、ご参加ありがとうございました。
次回、参加予定のみなさま、お会いできるのを楽しみにしております!
そして、入園・入学を心待ちにされているみなさま、おめでとうございます。
準備が進んでいます
山形県薬剤師会主催で「令和5年度 医療的ケア児研修会」が開催されました。『医療的ケア児』をテーマとすることは初めて取り組みとのことでしたが、関心を寄せていただいている大勢の会員の方々の参加がありました。
当センターからは中村医師が講師を務め医療的ケア児やセンターの支援、病態や薬物療法、県内における支援について説明を行いました。
実際に訪問薬剤管理指導で関わっている薬剤師の方のお話しでは、どのようなことに注意、工夫をしながら処方薬を提供するのかについて知ることができました。ハイリスク薬の取扱い、粉砕、脱カプセルなど、時には処方箋6枚の20種類を超える薬をそろえるのに2~3時間程かかるといった、日頃目にすることのない調剤室の中の様子が伝わりました。訪問により、待ち時間が家族・親子・レスパイトの時間へ変われば…といった思いも届く内容でした。
家族会からは"会員から寄せられた声”として、専門職としてのアドバイスはもちろん、何気ないやり取りやお声かけが嬉しく安心につながるとのお話しがあり、ご家族の気持ちは心に深く伝ったのではないかと思います。
まさに特別講演で触れられた薬剤師の教育課程において必要な視点と言われている「対人的な関り」につながる部分と言えます。
また、課題としてあがっていた緊急時のサポートのため複数の薬局が関わる「協力薬局」については災害への備えとしても考えることができるのではないでしょうか。
薬剤師の方々とチームとして更なる地域連携が促進される機会となりました。
リフトについての説明会に参加しました。
リフト活用においては、直接抱え上げの介助による移動と比較して介護時間の増加がみられるものの、自分で動くことができるといった意欲や引きずられることで体の緊張・負担が減ることから、結果、介護にかかる時間が減少するという他県での導入先の事例報告がありました。
事業所「まなびのへやバンビーナ松原」のプレイルーム内に設置されたリフトは据え置きの型ですが、体重150キロまでに対応が可能!縦横に加えて、斜めの移動も可能です。自由に動くことができますが、レールへの操作で範囲を設定することもできます。洗面台やトイレの出入口まで簡単に移動ができるので、次の動作や支援にスムーズに移行することができます。吊り具は車椅子に座ったまま、前傾姿勢になってもらうことで腰を浮かさずに装着できるため、脱着についても1人で時間をかけずにできるようでした。
5/31まで見学が可能です。リフトでの移動に関心のあるお子さん、ご家族、支援者の皆さん!!この機会に体験してみませんか。
3/3のリフト体験会で実際にお子さんが利用している様子が、本日3/5のNHKやまがたのニュースで放映されるそうです。
思いのままに行きたいところに行ける!と感じた時の表情が楽しみですね~
(3/6追記)
体験会では思いのままの動くことができない日常にあって、気負うことなく自由な移動ができる!!と感じたお子さんの表情が輝いていました。
双方快適なケアは「やってみたい!」という意欲の応援になりますね。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/20240305/6020019922.html