12月13日当センター主催研修「医療的ケア児の学校等生活に関する実践 ~看護師の視点より~」のオンデマンド配信の準備が整いました。昨日受講申し込み者のみなさまにご案内をしております。
年末年始のお忙しい中となりますが期間内にご視聴いただきますようお願いいたします。
期間:2023年12月25日(月)から2024年1月15日(月)まで
バイタルリンクについては上記をダウンロードしてください。
山形県では医療的ケア児・者の情報共有ツールとして、県医師会において運用している「バイタルリンクR」の導入と活用を進めています。
個人情報についてセキュリティが担保され、訪問診療などで広く活用されている「バイタルリンクR」を用いて、多職種連携を図ることを目的に関係機関同士で情報共有を行うことを想定しています。
日々のケアの内容はもちろん災害発生時の安否確認といった連絡や聴取における利用を想定してその体制構築を目指しています。
アプリについて知りたい場合は、山形県障がい福祉課までお問い合わせください。
センター主催研修「「医療的ケア児の学校等生活に関する実践 ~看護師の視点より~」を開催しました。ライブとオンデマンド配信を合わせて130名を超える参加申し込みをいただきありがとうござました。
当センターの中村和幸医師より「県内における就園・就学の現状と課題」として、医療的ケア児支援法施行後、徐々に地域の園や学校に行きたいという希望が増えていること、その際の医療の確保の課題、それについて当センターでの取り組みの説明がありました。
千葉県柏市教育員会において医療的ケア児コーディネーターとして配置されている看護師の佐々木淑子さんからは、受入れ体制整備や外部関係機関との連絡調整の場面の紹介がありました。また教育現場の一場面で、身体状況から実際どのように参加するのか判断が必要とされる場面があった際の取り決めなど参考になる事例をあげていただきました。具体的に体育の授業で「○○運動」をする際に「このやりかたならできる」「この姿勢は負担がかかりできない」といった理由、どのように授業に参加するかといった確認のプロセスが分かりやすかったという声がありました。
また県内で数例取り組みがみられる訪問看護ステーションとの契約による園での看護について、株式会社ぬくもりより八木俊平さん、訪問看護ステーションぬくもりより八木さくらさんから取り組みを紹介いただきました。行政との契約時の報酬の設定、園における保育士や園看護師との連携について話題提供があり、2年間の実践や園でのケアは各行政機関や訪問看護ステーションといった参加者より参考になる事例となったようです。体制整備や料金設定などの課題がありますが、自宅での訪問看護とはまた一味違う「園での訪問看護のやりがい」に大きな希望を感じる内容でした。
年内中を目指し、オンデマンド配信を行います。お待ちの方々には別途、準備出来次第ご案内を差し上げる予定です。もうしばらくお待ちいただきますようよろしくお願いいたします。
医療的ケアを必要とするお子さんや家族がより地域で生活しやすくなることを目指し「山形県医療的ケア児直接処遇者研修」が庄内総合支庁にて開催されました。
医療的ケアに携わっている事業所に共生社会構築のリーダーとして牽引していただくことを目指した庄内保健所のこの企画に参加されたのは9事業所の看護師・保育士の方々です。
座学(医療的ケアの背景、栄養法、気道管理、呼吸補助、心肺蘇生、人口呼吸器と在宅酸素療法)についてはイーランニングでの事前学習をしていただき、当日は(前半)手技、緊急時対応シュミレーション、(後半)グループディスカッションに取り組みました。
手技では解剖学に基づいた説明に再確認の機会となっている様子でした。カテーテル挿入時の角度など、どのように行うのが安全かモデル人形を使いながら体験しました。参加者の方から実際の処置での具体的な質問があり、グループごとに理解を深めました。
万一の際の対応は緊急事態の発見から搬送までの流れ、役割分担や必要な物品は何かについて役割を変えながら学びました。事業所ごとに配布させていただきました『子どものためのケアマニュアル』の付録「各種チェックリスト」にも対応のマニュアルが掲載してありますので参考にしていただければと思います。