欧州生活通信
▼日本デー
私の住んでいるドイツのデュッセルドルフという街は、欧州の中でもとりわけ日本企業が多く進出しているところで、日本人が約7千人程住んでいます。デュッセルドルフの人口は約60万人ですから、日本人の占める割合は約1%になります。これでも最盛期よりは大分減ったらしいですが、それ程大きい街ではないので、市内の中心に居ると自分も含めやたらと日本人が目に付き、ドイツなのか日本なのか良く判らなくなるなんてこともあります。
そのようにこの街は色々日本との関わりが深いため、それなりに現地の人と交流の場も多いのですが、先週の土曜日、毎年恒例の「Japan Tag」(日本デー)というものが開催されました。中身は焼き鳥や寿司の屋台が並び、そこで日本人学校の生徒、幼稚園園児による合唱や、楽器演奏。お決まりの日本人、ドイツ人武道家による剣道、空手の模範演技、折り紙、アニメの紹介等々。日本人から見るとちょっと?となるところもあるんですが、まあそれはそれとして判りやすさという意味ではこんなもんなんでしょうね。今更日本がどれだけ欧米と変わらないかなんて説明したところで、話は終わってしまうだけですから。それにしても日本のアニメ文化の浸透ぶりには驚かされます。ドイツ国内からアニメファンが血色の悪い化粧をしてコスプレ姿で多数集まって来たのには驚きました。
写真はクライマックス前のこれも恒例となった盆踊り。長々とドイツ語で盆踊りの踊り方を説明したあと、やおら日本人とドイツ人が入り乱れて盆踊りを踊り始めます。今年は東京音頭。この姿毎年のことながら結構笑えます。そしてフィナーレの名物花火の打ち上げ。これ程こった打ち上げ花火というものは中々ドイツというか欧州ではないんでしょうね。毎年楽しみにしているドイツ人が多いみたいです。打ち上げが始まる数時間前からライン川沿いの見晴らしの良い場所を確保して待機しています。これは日本の文化として誇って良いものと思います。
画像 (小 中 大)
2005.05.30:meadowpark
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