Meadowpark 欧州生活通信

いやー興奮しました。小笠原のミドルシュート。我々が観戦したのは日本人サポーターのエリアとは別のVIPエリア。傍には控えの小野や、三浦(淳)も。周りは殆どバーレーン人で我々の盛り上がりは、かなり浮きまくり。それにしてもアウェーの雰囲気はこれほどまでに凄いのかと思いました。これは精神的にかなり不利ですね。試合開始前に大音響で流れるコーランを聞いているだけで気が滅入ります。そんな中での勝ち点3は本当に貴重です。次戦は中田、俊輔、サントスが出場停止になりますが間違いなく勝てるでしょう。

意外に感じたのはバーレーン人の冷静さ。勿論ホームの応援は凄かったですが、負けても興奮して暴れるなんてことは無かったです。我々の前の席に座っていた中学生位の子供から試合後に握手を求められ、非常に爽やかな印象を受けました。本当は相当悔しいんでしょうけどね。前半終了後は一斉にお祈りの部屋でアラーの神に勝利を捧げていました。

バーレーンも3位にはなるでしょうから、是非プレーオフを勝ち上がってもらいたいと思います。
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5月のジョグ月間走行距離は241Km。1週間旅行と出張で空いた割にはよく走れた方でしょう。いよいよ金曜日はバーレーン戦。いてもたっても居られず、無理矢理仕事を作ってバーレーンに乗り込むことに。これから出発。結果は乞うご期待。
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私の住んでいるドイツのデュッセルドルフという街は、欧州の中でもとりわけ日本企業が多く進出しているところで、日本人が約7千人程住んでいます。デュッセルドルフの人口は約60万人ですから、日本人の占める割合は約1%になります。これでも最盛期よりは大分減ったらしいですが、それ程大きい街ではないので、市内の中心に居ると自分も含めやたらと日本人が目に付き、ドイツなのか日本なのか良く判らなくなるなんてこともあります。

そのようにこの街は色々日本との関わりが深いため、それなりに現地の人と交流の場も多いのですが、先週の土曜日、毎年恒例の「Japan Tag」(日本デー)というものが開催されました。中身は焼き鳥や寿司の屋台が並び、そこで日本人学校の生徒、幼稚園園児による合唱や、楽器演奏。お決まりの日本人、ドイツ人武道家による剣道、空手の模範演技、折り紙、アニメの紹介等々。日本人から見るとちょっと?となるところもあるんですが、まあそれはそれとして判りやすさという意味ではこんなもんなんでしょうね。今更日本がどれだけ欧米と変わらないかなんて説明したところで、話は終わってしまうだけですから。それにしても日本のアニメ文化の浸透ぶりには驚かされます。ドイツ国内からアニメファンが血色の悪い化粧をしてコスプレ姿で多数集まって来たのには驚きました。

写真はクライマックス前のこれも恒例となった盆踊り。長々とドイツ語で盆踊りの踊り方を説明したあと、やおら日本人とドイツ人が入り乱れて盆踊りを踊り始めます。今年は東京音頭。この姿毎年のことながら結構笑えます。そしてフィナーレの名物花火の打ち上げ。これ程こった打ち上げ花火というものは中々ドイツというか欧州ではないんでしょうね。毎年楽しみにしているドイツ人が多いみたいです。打ち上げが始まる数時間前からライン川沿いの見晴らしの良い場所を確保して待機しています。これは日本の文化として誇って良いものと思います。
ジョギングコースにしているライン川の遊歩道です。ドイツ人の趣味は散歩なだけに、このような遊歩道がどこに行っても整備されており、自然を楽しみながらのんびりする事ができます。

ライン川はスイスを起点としてドイツを南北に流れる大河川で、オランダを経て北海に注いでいます。中学の社会でも習ったような記憶があります。写真の川幅はせいぜい150m位ですが、大型コンテナ船が行き交うので水深は相当深いんでしょうね。
ジョギングにはまってつい買ってしまったのがこれ↓。
http://www.rakuten.co.jp/sirius/528470/550500/

走った距離とタイムは勿論、消費カロリー計算、トレーニングアシスタントが付いたりと機能豊富です。周りに建物があるとGPSの受信精度が低くなるのが玉に瑕。まあこれだけ小さいから仕方が無いでしょう。
今の自分に特にのめり込むような趣味と言ったものはありませんが、趣味と言えるかどうかは別として、今はすっかりジョギングが生活の一部になっています。

最初に走り始めたのは10年以上前。最初の子供が誕生して間も無く、一気に体重が増加して70Kg近くまで行った頃です。因みに身長は当時も今も174.1cmです。当時は走ることに関してトラウマ的拒否感があったのですが、何かのきっかけで目にした雑誌 Tarzan にたまたま有酸素運動によるダイエット特集があり、見よう見まねで走り出したのでした。結局約半年位、帰宅後に30-40分、距離にして5-6Km位近所をジョギングし、摂取カロリーにも気を使う生活を続けました。最終的には瞬間的に58Kgを切る迄減量し、当時劇ヤセで話題になった宮沢リエよろしく、会社では「男宮沢リエ」なんて呼ばれていました。

その後いつしか走る回数も週に5回が3回に、3回が1回に、そして遂には全く走らない、或いは月に1回気が向いたら走る程度までになりそのまま中年となりました。同時に仕事も忙しくなり毎晩深夜まで残業。仕事が終わればそのまま深夜から居酒屋へと突入。飲んで食って朝帰りの連続。80Kg迄増加するのに時間はかかりませんでした。その過程で何度か健康診断で太りすぎを指摘され、思い出したように土日に走ったりしたのですが、所詮は焼け石に水。多少の変動はありましたが基本的に中年太りの生活パターンから脱することは無かったですね。

その後昨年3月にドイツに赴任となり、生活環境が変わり、深夜残業でそのまま飲み屋に走るという生活も無くなりましたが、逆にアルコールの摂取は増えたような気がします。何せこちらのビール、ワインは安い上に旨い。どの道日本に帰ったら好き勝手にビールも飲めないような生活になるなら今のうちとばかりに毎日飲んでいました。その間もなるべく土日に走るようにはしていたんですが、体重が減ることは無かったですね。

そのような日々を過ごしていたところ年末になり、日本の知人へ送る為クリスマスカード用に撮った家族写真に写っている巨体のトド(自分)を見て愕然。流石にこれは見てくれ云々もさることながら、成人病の3文字が頭をよぎり、このままではいかーん。再び自分に厳しく意を決し、今年の元旦よりダイエットを開始したのでした。

最初は走ることへの心理的抵抗は全く無かったのですが、始めたのが厳しいドイツの真冬だったので寒さにはこたえました。またすっかり大きくなった胃にはカロリー制限は辛かったですね。それでも一旦決めたことは最後までやり遂げようと自分へ言い聞かせ、4ヶ月で10Kg減量することが出来ました。今は食事量を戻したので減量スピードが鈍りましたが、大体66-67Kgで落ち着いています。最終目標は64Kgなんですけどね。

ただここに来て減量のために走るのではなく、ジョギングそのものが生活のリズムになってしまっています。多分にこれは季節の変化に因るものだと思います。欧州はこれからが良い季節で、特に夏は湿気も無く夜は10時まで明るく、何も考えずにリラックスして走るのは本当に気持ちがいい。今はそんな環境に
居られる事に感謝して過ごしています。
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はじめまして。

当方山形で生まれ高校時代まで山形で過ごし、現在はドイツに在住するものです。

欧州で過ごす日々に感じたこと、気づいたこと、旅行、食べ物その他色々、思いつくままに記録したいと思います。