湯の香 松の湯
▼最上義光歴史館にて
戦国時代から江戸時代のはじめにかけて、ここ出羽の国(山形)を治めていた武将・最上義光(もがみよしあき)。今年は彼の没後400年に当り、様々な記念事業がお隣の山形市で行われています。
霞城公園(国史跡・旧山形城址)内の二の丸東大手門をくぐると、馬にまたがった義光の勇姿を見ることができます。台風一過、青空に向かって今にも駆け上るような、躍動感が伝わってくる銅像です。
彼は最上家11代の当主で、関ヶ原の功績により、57万石の大々名となりました。当時は、全国で5番目の石高を有し、出羽の国は実質100万石の城下町として繁栄したと言われています。
彼の全盛時代に、狩野宗秀(永徳の弟)に描かせた、重要文化財の絵巻物「遊行上人絵」(ゆぎょうしょうにんえ)10巻が、霞城公園の隣にある最上義光歴史館で、11月10日まで特別展を公開中です。入場は無料。
この上人絵は、時宗の開祖一遍と二祖他阿の布教の様子を記した伝記絵巻で、当時の風俗や人物のコミカルな動きや表情、着衣などが楽しめます。ボランティアガイドの丁寧な説明もあり、歴史好きな方にはおすすめです。
画像 (小 中 大)
2013.10.17:matunoyu
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