湯の香 松の湯
▼山岳信仰で栄えた「水晶山」
かつて山岳信仰や修験の山として栄えた「水晶山」(すいしょうざん)。当館から車で東へ15分程のところに登山口があります。先日、当館をご利用いただいた研修会のお客様と講師の先生に同行し、久しぶりに歩いてきました。
参道やサインもきちんと整備されており、トレッキング感覚で安全に登れる標高667メートルの里山です。
その参道を進んでいくと、時代を感じさせる「山姥」(やまんば)が迎えてくれます。二体とも江戸・寛政年間のもので、当時は女人禁制の修験の山に祀られることが多かったといいます。
山の中腹には管理棟の「六角堂」が建っています。堂内にはカラー写真で詳しい史跡の紹介がなされており、水晶山の全容を知ることができます。
「登山の思い出ノート」のページをめくったり、自由に記帳するのも思い出に残ります。
ここまで、車で来れるので、山頂までゆっくり歩いても1時間足らず。山頂には神社が祀られ、道々に古い道標や堂跡などが点在し、当時の栄華を偲ぶことができます。
水晶山は、天童市の貴重な歴史遺産です。地元の水晶山に親しむ会の皆さんが、きちんと管理されているので、気持ちよく登山ができ、県外のお客様にもおすすめしたいスポットです。
画像 (小 中 大)
2013.10.12:matunoyu
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