猿を決め込む

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 明けましておめでとうございます。さて、今年の「折々のことば」事始めは申(さる)年にちなんで「猿を決め込む」(3日付朝日新聞)。選者の哲学者、鷲田清一さんの評は―。

●三匹の猿がそれぞれ目と耳と口を塞いでいる。見ざる、聞かざる、言わざる。これを「三猿」(さんえん)という。自分の都合の悪いことはあえて知らんぷりすること、これを「猿を決め込む」という。巻き添えになることを恐れて口をつぐむ人。あえてふれないことで「ないこと」にする報道。ほんとうは政治から子どもの様子まで、見ないふりしてちゃんと見ていることが肝要なのに(戯れことば)

 振り返ってみれば、昨年の花巻市政は旧新興製作所と旧県立花巻厚生病院の跡地利用をめぐって行政と議会ともども「三猿」状況に包囲された感があった。この二つの「跡地」物語は今年こそ、その正念場を迎えることになる。見ないふりをし、聞かないふりをし、言わないふりをしながら、実はその目と耳と口のアンテナを周到に張り巡らす―そんな新「三猿」伝説を期待しつつ…。今年もお付き合いのほど、よろしくをお願い申し上げます。


(写真は日光東照宮の「三猿」=インタ-ネット上に公開の写真から)
2016.01.03:masuko:[身辺報告]

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