遊魚堂まるきち

▼至って質素な晩酌

何事も豪勢、華やかだから良いというものではなく、質素さに奥ゆかしさとかなんやらがあって、それが丁度良い感じになるなんてこともよくある。
今日の私は温海カブを肴に酒を呑んでいるわけで。
もうちょっと豪勢にいきたいなぁという願望が頭をよぎったので、逆に打ち消すべく、質素さの美学を考えようとしてみたのだが断念。
やっぱ、豪勢なほうが好きです。
酒にまつわるウンチクで、「酒がダメなのではなく、酒は人間がダメな存在であるという真理を気付かせる為にある」とか、「酒より水のほうが害なり、疑るならば洪水をみよ」などがある。
二つとも、私が敬愛する立川談志さんが言ったことなのですが。
こんないい感じのことが言える感覚、いいわぁ、なんてことをつらつら考えながらの晩酌。
たまにはこんな呑みかたもいいなぁ、なんて思ってみたりするが、だいたいいつもこんな呑みをしている自分。
なんだかんだで好きなひとときです。
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2015.01.19:阿部

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