やはりというか
待機児童が26000人もいる現状で幼稚園は文部科学省、保育園は厚生省と二つに分けていて非効率であるとして、 幼稚園と保育園の一体化に移行するという話は事実上先送りだそうです。 なわばり争いというか公務員が確保した自分達の権益はぜったい放さないといういつものとうりになりました。 一元化をするために、子供家庭省を創設するという話も先送りだそうです。 しかも、総合こども園なる中途半端な組織をつくるそうですが、 これを導入するのに、 1兆円の予算がいるそうで、 そのうち7000億円分は消費税の増税分を財源とするそうです。 結局、この話は無かったことになる可能性が大きいです。 東大が9月入学を検討するという話もそうです、 アメリカをはじめ諸外国の60%は9月入学ですから、 アメリカの学生は日本の大学に入りにくいし、もちろんその逆もある、 これだけ国際化した世の中に鎖国状態の教育環境ではどうもならんのではないかと言われたのが、 かつての中曽根内閣の時ですからいったいどれくらいの年月が流れたのでしょう。 その間、自分達のナワバリを守るために行政は肥大化しつづけ、 我が国は40兆円の税収しかないのに90兆円の支出をするというような異常な状況になってしまった。 地方公共団体まで含めた、行財政組織の太りすぎで日本本体は心筋梗塞か脳卒中を引き起こしそうになってしまっています。 しかも、先ほどの幼稚園と保育園の一体化ぐらいのことでも何年もかかって結局先送り、 健康診断で、コレステロールや様々な数値がどうしようもなくなっていると誰もがわかっているのに、 病院にも行かず、 酒やタバコを呑み放題というような状況ではないでしょうか。 やはり橋下市長のようなトップダウンが出来る政治家が出ないとなんともならんのでしょうかねぇ。
2012.01.21