8月24日(火)     正社員がどれだけ

今日も株価が8000円代になったとかテレビで言っている。

そんな背景からニュース番組で雇用の問題についてあ~だこ~だと言っています。


でも、どうでしょう。


雇用については雇用される側の話しかマスコミに出てこない。

それよりも何故企業は雇用を減らすのかということについて視点をあわせた番組はない。


ほんとに必要なのは企業が雇用を増やしやすくどうすればいいのかということなのです。


先日も日経新聞に政府が雇用対策として、

人を一人雇用すると助成金を100万円出しますというような記事が出ていたが、

一億円くれるぐらいなら、

なるほど雇用は増えると思うが、

人を一人採用したぐらいで100万円をもらったぐらいでは、

企業のリスクがどれだけ増大するのかということととバランスが取れていないということが官僚の皆さんには当然理解できないだろうなと思うだけで、

やっぱり基本的な雇用する側の企業の心理を理解していないのがよく分かりますね。



正社員というのがどれだけ価値があるのか、

本人にとっては永遠の雇用安定を確保したというふうに思っているのでしょうが、

企業は常にリスクのなかで生きているわけで、

会社そのものがいつまでも生存できるわけではないと実は思っているのです。


ですから、本人が正社員になったことで、

自分の人生は安定したと勝手に勘違いしてることに気づかないだけのことだと、

企業は思っています。

だから自分が思うほど正社員などというものには価値がないという自覚があったほうがいいと思うんだけどなぁと思います。



基本的に日本で正社員を雇用するというのは企業にとってあまりにもリスクがありすぎるということです。

社会保険の負担をはじめ人一人雇用すると企業の負担はかなりなもので、

しかも、経営が赤字だかkらといってその負担は免除されません。


どんな企業でも正社員を雇用したいのですが、

負担があまりにも多すぎて雇用できないというのが現実なのです。


その極端な例として、

日産がマーチの新型をタイ国内で生産して、

日本に輸出してきています。

どれだけの雇用が失われたのでしょうか。

しかも、販売が好調だと聞くとリスクや負担のの大きい日本で生産するよりも、

社会保険をはじめ各種の企業の負担の無い国で生産して、

日本に売りつけるほうが企業としては安心なわけです。


今後、この流れがどんどん加速すると思われますが、

民主党政権は労組の支援でなりたっているわけで、

労働者の解雇のハードルを下げたり、

権利を削減して企業が雇用しやすくするような背策は絶対無理でしょう。


こんなことえんえんと書いていてもしょうがありませんが、

雇用を確保するに一番効果的なのは、


企業の存続が厳しいときには”いつでも解雇できる”というようなふうに労働政策を転換すれば、

間違いなく雇用は増えると思うのです。


じゃないといったん雇用したら企業がつぶれるまで雇用し続けなければならないわけで、

自分達の存続のために人は過剰に採用はしないというチジミ思考になってしまうのもしょうがないかなと思います。


誰かこんなことを言う政治家がいないのかなぁと思いますが、

小沢問題を見ていても、

あんだけ、どうしようもない私利私欲の政治家に、なびくバカな政治家しかいない現実を見て、

日本は行くとこまでいかないとなんともならないのかなと思いますが・・・・


どうなんでしょうねぇ。
2010.08.24:maruge:[☆ジローのひとり言]

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