最初に日本に紹介されたのはアメリカ風のピザでした。
私も30年も前にアメリカに行ったときハリウッドで食べた石釜焼きのピザが今での忘れられません。
その頃の日本で食べたものとはぜんぜん違ってとても美味しかったのです。
本場のイタリア風のものは1980年代からのイタリア料理ブームで知られるようになりました。
日本人はピッツァと呼びにくいのであるピザ屋さんが「ピザ」と呼ぶようにしてそれが広まったそうです。
でも最近ではピッツァというふうに呼ばれることもありますね。
現在のピッツァが誕生したのはイタリアのナポリだそうです。
その後、イタリア系移民がアメリカで広めたのです。
そのアメリカでは現在、ホットドッグやハンバーガーに並ぶ国民食として認知されています。
一般的には生地の上に薄くトマトソースを塗り、
野菜や肉などの具とチーズを載せオーブンで焼きます。
チーズに軽い焦げ目がつけば出来上がりです。
ただしトマトソースを使わないピザヤ、チーズを使わないピザもあります。
トマトソースを使わないものをピッツァ・ビアンカ(白いピッツァという意味)と呼びます。
イタリアでは一枚が一人前で、ナイフとフォークを使って食べます。
ナポリではソースのかかった部分だけを切り取って食べ縁は残します。
歩きながら食べるときは二つに折って食べることもあり、
この食べ方を「ア・リブレット」本のようにと呼びます。
アメリカでは大型のものを放射線状か碁盤目状に等分して、
一切れずつ手でつまんで食べるのが一般的です。
薬味としてはイタリアでは唐辛子やにんにくを漬け込んだオリーブ油、
アメリカでは乾燥した唐辛子を使ったクラッシュ・ペッパー、
それに粉末のパルメザンチーズや乾燥オレガノを振り掛けることもあります。
日本ではなんと言ってもタバスコですね。
なんでも材料に利用できるピザですが、
マヨネーズを使ったピザは近年誕生した日本独自の味付けです。
さすが日本人ですね何でも改良してしまいますからね。
ピッツァがまだまだ食べられるようになればどんどん内容も進化するように思います。
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