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◆根付コレクションに魅せられる◆

  • ◆根付コレクションに魅せられる◆
根付という物をご存知でしょうか?
現代では馴染みのない代物ですが、その昔喫煙具の入れ物(タバコ入れやキセル入れ)に下げられた物です。
今なら差し詰めキーホルダーや携帯ストラップといったところでしょうか。
象牙や鹿の角を材料に巧みな技術で精巧に彫刻された小さな根付の数々からは作者のセンスと技量が時を超えて伝わってくるようです。
偶々予期せぬ場所で観賞する事になった根付の数々は心惹かれる小さな芸術品でした。
一期一会の出逢いに感謝。

◆語り部の会◆心和む癒しの一時

  • ◆語り部の会◆心和む癒しの一時
獅子宿燻亭のご主人からお誘いを頂き、日曜の昼下り「語り部の会」にお邪魔した。
外はご覧の通りの雪模様、ひっそりと佇む古民家での昔懐かしい民話の世界にドップリと浸った二時間余りの一時に心の奥底から癒されて優しい気持ちになれました。
日々気忙しい毎日を送る皆様、心の温泉に入りにぜひお出かけください。
次回は2月25日(日)の開催です。

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◆消雪装置の付替え◆

  • ◆消雪装置の付替え◆
1月22日、朝から快晴、相変わらず雪は降らないがダイヤモンドダストがキラキラと舞い気温はかなり低い。
開店時間に暖簾を出したら店前の路上が何やら騒がしい。
出てみると水道設備屋さん達がドリルで何かを掘り出しているようだ。
何をしているのか訊ねてみると「消雪装置の散水部分の取替え」をしていると云う。
通常の年ならば今頃は四六時中休み無く水を出しているはずなのに今年は活躍の機会も少ない。
子供の頃は路上に積もった雪をブルが押して行く度に外に出て入口に残された重い雪を片付けていた。
それ以前は積もりっぱなしの路上から雪に階段を付けて出入りしたりひどい所では二階から出入りしたという。
春になるとどこの町内でも家族総出で路上に出てツルハシやスコップで氷状になった雪の層を取り除く「雪割り」という作業をしたのだと聞く。
無舗装の路上であった為、厚い氷の下から顔を覗かせた半年振りに目にする土を見つめては春の訪れを感じたものだという。
確かに道路に消雪設備ができた恩恵は計り知れない。
けれど便利さと引換えに失ったものも多いのではと思う。
小学生でさえ携帯電話を持ち歩く今の社会では「力を合わせて生きる」という概念さえ風化してしまったかのようだ。

◆小正月の伝統行事◆ヤハハエロ

  • ◆小正月の伝統行事◆ヤハハエロ
小正月の伝統行事ヤハハエロは前年の神社の御札や正月飾りを焚き上げて一年間の無病息災を祈る伝統行事。
地域によっては「サイト焼き」、「ドント焼き」などと呼ぶ所もあるらしい。
長井地方ではヤハハエロの名称で町内毎に小学1年から中学3年までの子供が所属する子供育成会が主催しているのが一般的。
当店が立地する横町地区では今年は13日に開催された。
子供達が家々を廻って集めた御札や正月飾りを萱を束ねたものに括り付ける。
今年は達磨の数が多いのが特徴のよう。
少年の頃、集めに廻る際にもらえるお菓子が嬉しかった記憶が甦った。
今の子供達の喜ぶ表情もあの頃と変わらず心が和む。
さて気になるヤハハエロの語源であるが側らでコップ酒を酌み交わしていた神社の宮司によれば「厄を祓えよ」が訛ったものとか。
振る舞い酒が全身に沁みてなるほどと肯く。
燃え盛る火を見つめていたら何故か癒されて心地良い安心感に満たされた。

◆旬の味覚◆寒鰤

  • ◆旬の味覚◆寒鰤
今当に三枚に卸される直前の天然ブリを目撃したので出会い頭にパチリ。
5.2㎏もある見事な日本海から上がったブリで寒鰤と呼ばれ脂の乗った今が旬なのだとか。
飲食店への配送では実に色んな物が目に入り食の後学にはもってこいの環境とも云える。
さてこのブリであるがアラの部分はブリ大根、背中は西京焼、ハラは鮨ネタ、刺身ネタ、ブリしゃぶ等に調理するそうな。
画像は卸す前に細かいウロコを削ぎ取る工程だそうでこれを怠ると焼き物、煮物にした時に舌触りが悪くなるとの事。
下処理にきちんと手を掛ける職人技の奥の深さを見た思いがした。
そんな親方の包丁が冴えるお店が海鮮料理‘花鮮ゆうき’。
長井にもあるんですよ、味に拘った本物志向のお店が。
もちろん料理を引き立てるお酒も充実したラインナップで安心価格で楽しめます。
今の季節なら脂の乗った旬のお魚で搾りたてのお酒を一杯なんて最高ですね。

‘花鮮ゆうき’のホームページはこちらから