まんだら塾 - 通信
▼「祈りのみち」を歩く
ぶらり、「まんだらの里」を歩くと、この山々に抱かれた奥深い山里にはかつて、中世以前から盛んだった修験道の行場や、庶民信仰の跡を物語る数多くの神社仏閣、祠、石仏、板碑など宗教遺蹟が多いことに気づかされます。
村中いたるところに点在している「楯山三十三観音」や「身代わり地蔵」「甘酒地蔵」「化け石」などは、今も、それにまつわる民話や伝説となって語り継がれているのです。
ところで、現代社会に一番欠けているのは信仰心。
ここは、特定の宗教ではない、空風火水土、全てに神を見る原始アニミズムの世界なのです。
私たちはそれを「祈りのみち」と名付けます。
のどかな、田んぼのあぜ道のほとりに、ひっそり佇む野仏や祠を訪ねて回ると、いつの間にか、異次元の世界に誘い込まれ、気づくと現世の雑念が吹っ飛び、リフレッシュしているという、とっても不思議な空間なのです。
まんだらの里とは、修験道の盛んだった中世の三山信仰に由来します。
白鷹山(虚空蔵山)を主峰とする、脇侍峰の東の黒森山(金剛界)と西の黒森山(胎蔵界)を結んだ三角形の中だけでも、全て歩こうとすると、広大な面積となり、もしかすると、3日掛かりになるかも知れません。でも、一日コース、2時間コース、1時間コースとその人の気分に合わせて自在に組めるところが魅力です。
画像 (小 中 大)
2005.02.07:塾長記
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