全部まるごとOK♪
タイトル「Amrta~アムリタ」 この「曼荼羅」は、 「ありのままの自分でいて、いいんだよ」と、 あらためて感じさせてくれた作品です♪ 「曼荼羅」を描いていると、 つい〝完璧・完全〟を求めてしまって、 「丸の形が歪んでいる」「丸の大きさが揃わない」 「線が曲がってしまった」と、 一つ一つの小さなことにこだわってしまうことが・・・。 それでも描きつづけて、完成した作品全体を見ると、 一つ一つの丸が歪んでいても、揃わなくても、そのままでOK! 小さな歪みも不揃いも気にならなくて、 「これも、いいよね!」と思えてくるのです。 でも、この「曼荼羅」を描いたときはちょっと違いました。 お世話になった方にお贈りするための作品で、 「キレイに完璧に描かなくちゃ・・・」と、 知らず知らずのうちに、力んでしまったんですね。 描いている途中で、 ちょっとした歪みや揃わないところが気になりだして、 「ん~、これじゃダメ!」と最初から描き直し。 そんなことを3枚繰り返して、4枚目でようやく完成しました。 それから何か月か、過ぎたころでしょうか。 あのとき、途中で描くのをやめた「曼荼羅」を見たら、 何だかおかしくて笑えてきました。 自分でダメ出ししたはずなのに、 どう見ても、ちっともダメじゃないじゃないのです。 どこをダメだと思ったんだろう・・・ 少し歪んでいるところも、不揃いなところもあるけれど、 それがかえって手描きならではの温かみになっているなぁ・・・ それは、描いた自分自身も同じ。 「いいところ」も「イヤなところ」も 全部「まるごと」自分で、それで○! また、そう思えたのでした♪
2020.08.19