冬は、床や壁を暖める
朝晩寒い季節になって参りましたので今回は、 冬の快適な室内環境の話をします。 冬期間の不快な結露や冷輻射の発生を防ぎ快適な 室内温熱環境を維持するためには、高断熱・高気密性能によって 建物(壁や床・天井など)を冷やさない事が最も重要です。 この話は、よく言われており皆様もご存知のことと思います。 では、冷輻射とはどの様なことでしょうか。 冷輻射とは、冬に壁や床が冷たくなり人体から壁や床に熱が奪われて 寒く感じるそのような現象のことです。 これを防ぐには、建物の断熱性能を高くしなければなりません。 暖房のコツは、皆さんご存知の通り壁や床を暖め輻射熱を利用することです。 エネルギー消費が少なく効率的な暖房をする為にも高断熱・高気密の技術が 最も必要ですね。 【住環境の研究機関のシュミーションによると断熱水準が低い場合は、 床付近に滞留した空気は比重が重くなり、エアコンの温風では 冷気を吹き払うことが出来ないが断熱性能が高い(次世代省エネレベル)と 温風が床付近に到達できるようになり上下の温度ムラが 少なくなる結果になったそうです。】 次回は、室内気流のお話・・・・・の予定で~す。
2009.10.29