地震に強い家とは?
地震から命を守るためには、建築基準法で定められた強度あるいは それ以上の強度が必要なことは、皆さんご存知の通りです。 品質確保促進法では、耐震性能の等級1が建築基準法で定められた 強度です。等級1のレベルでも震度6強から7程度では倒壊しない 水準になっています。 しかし、建てたばかりの強度よりも経年変化による強度がもっとも 重要ではないでしょうか。 所定の強度を保つ為には、土台や柱・梁・耐力壁などの構造躯体が、 しっかりしていなくてはなりません。 もしも構造躯体が、腐朽や蟻害などで痛んでいたら当初の強度は 望めませんね。 そうした、腐朽や蟻害から構造躯体を守るには、 基礎や土台・壁体内において結露の発生しにくい 住宅環境を保つことが肝心です。 住宅の強度を弱める原因の多くに結露が関係しているからです。 では、次回は、その大事部分の構造材である木材について考えます。
2010.03.27