気密性能C値の数値はどのくらい・・・
今回は、前回の続きで気密性能の相当隙間面積C値は、どれ位の 数値が望ましいかについて、お話します。 下の表は平成11年の「次世代省エネルギー基準」地域区分の相当隙間面積です。 (宮城県は、一部Ⅱ地域もありますが概ねⅢ地域です。) 当時は各地域区分ごとに明確なC値が定められていましたが、現在は 「気密性の確保の基準」へ修正されております。 気密性能については冷暖房を考えた場合、出来るだけ小さい数値が望まれます。 特に蒸暑地域では、夏のクーラーの使用が常識になってきましたからC値=5の 気密性能では、暖湿気が室内に侵入しクーラーの効きが悪くなるばかりか逆転結露 の心配があるからです。冬の暖房熱は空気が膨張し隙間風を遮断しますから、 温熱環境だけを考えた場合も寒冷地よりもしろ、夏の蒸暑地域の気密性能が 重要であると言う説もあります。 出来るならば全国一律1C㎡/㎡以下の気密性能が理想的です。
2010.10.07