冬の高性能住宅の室温は、18℃~22℃くらいがベスト
今回は前回に続き冬の室温について考えます。 高性能住宅の条件である高断熱・高気密の住宅は、最も気候の良い 5月の温度で生活できる住空間を目指していると言われています。 爽やかな5月の温度環境は、概ね18℃位で20℃を越えると暑いくらい ですね。しかも高性能住宅は、部屋によっての極端な温度変化もなく住宅内 の温度はいつも一定ですから、カーディガンやセーターなどを 身に着けるだけで、十分快適に生活できるのです。 住宅の一部屋だけを高温に暖房し、暖房していない部屋との温度差が極端に 大きすぎる従来の住宅では、住宅内を自由に動き回ることは、常に温度変化 があり、寒くて不快なことでした。 今までの30℃近くの暖房温度で生活していた時と比較したら、温度が低すぎて 寒いと思うかもしれません。 確かに最初は寒いと感じるでしょうが、住宅内の温度ムラがなくなれば、 寒さに対する不快感がなくなり、5月の外気温が、18℃で快適なのと同じように 18℃~22℃でも充分に快適に過ごせるはずですね。 それが高性能・省エネ住宅の性能なのでしょう。
2010.12.12