断熱材の種類とその特徴7

今回も発泡プラスチック系断熱材をご紹介します。


今回は、フェノールフォームをご紹介します。



建築用の断熱材としての開発及び普及は、比較的後発の方だと思います。

フェノールフォームは、フェノール樹脂に種々の変性を行い、発泡硬化させたもので、

独立気泡構造を持つ断熱材です。素材の安定性が高く長期にわたって優れた断熱性能を

発揮します。130℃までの使用に耐える耐熱性があり防火性能にも優れ、炎があたっ

ても炭化するだけで煙や有毒ガスはほとんどありません。「難燃性」「耐熱性」「断熱性」

「耐薬性」など優れた性能を持った素材です。難点は、ウレタンと同様に耐光性ですかね・・・

使用用途は、「工業資材」や「生け花の剣山」など他

「不織布」「不燃紙」などを面材とするラミネートボードとして住宅用断熱材として
普及しております。

2013.08.25:m-seino:[清野 光芳/レポート集]