断熱材の種類とその特徴

今回から、断熱材の特徴と性質についてお話していきます。

一言で断熱材と言っても様々な物があります。
〈断熱材と言うとグラスウール(無機質繊維系)のイメージが強いですよね。〉



断熱材にも系統があるのをご存知でしょうか。

大きく言いますとこんな感じに分かれます。

・木質繊維系
・無機質繊維系
・発泡プラスチック系
・有機繊維系
・リサイクル系
・科学系

断熱材と言ってもこれだけの系統があるんです。



それでは、今回は木質繊維系のセルローズファイバーをご紹介します。



セルローズファイバーは、天然の木質繊維です。
太さが均一で、硬い針の様な無機繊維(グラスウール等)に比べてセルローズファイバーは、
様々な繊維が絡み合っています。
この繊維の絡み合いが空気層をつくることはもちろん、1本1本の繊維の中にも自然の
空気胞が存在しています。この空気胞の存在により一層熱や音を伝えにくくします。
さらに木質繊維特有の吸放湿性で、適度な湿度を保ちます。主な原料は、新聞紙などです。

紙を利用した断熱材ですね。

綿のようなものですから吹き込みによる施工が主です。しっかりとした吹き込み作業が大切になります。
2013.06.29:m-seino:[清野 光芳/レポート集]