前回からの続きで今回は、トイレについてです。
家の中で脳卒中の発生が多いのは、浴室よりもトイレです。
温度差と共に排便する時のいきみが、血圧上昇に大きな影響
を及ぼしているからです。
暖かい部屋から急に寒いトイレにたち、しかも、いきむ。
この一連の相乗作用が血圧を急激に10mmHg以上も
上げてしまいます。
循環器系統に疾患を持つご老人や、ほとんどの人がトイレでの
心臓疾患や脳卒中の危険があるわけです。
トイレは家の外という考えから暖房もしていませんでしたが、
家族の健康を考えるならば、居室とトイレの温度差の解消は、
最も重要なことでしょう。