夏の2階は、寝苦しいについて考える。

毎日暑い日が続いており夜も寝苦しく寝不足の方も大分いらっしゃる
と思います。

(私もその一人です。)

暑くなるのは屋根に近い2階なのですが、大概のお宅はその2階が
寝室ですのでなおさら寝苦しくなりますね。

(うちもそうです。ちなみに子供はロフトで寝ていますがさすがに暑くて
1階の和室に非難して寝ています。)

そこで今回は、夏の2階が寝苦しいについて考えるです。

屋根や天井の断熱性能が低い住宅では、夏の日中に70℃近くまで熱せられて
小屋裏に蓄えられた熱が、夜になって周りが冷えてくると輻射熱として
2階の天井から室内に放射される為に天井に近い2階の室温が外気温度よりも
上昇して寝苦しいのです。

これを防ぐ為には、屋根や天井の断熱施工を充分に行うことと熱だまりに
ならないよう小屋裏換気を充分に行うことが重要です。

特に天井断熱の場合には、屋根からダイレクトに小屋裏に熱が
入ってきますので小屋裏の温度も上がり何らかの強力な排熱対策が必要です。

屋根断熱の場合には、天井断熱ほど熱は小屋裏に入り込まないのですが、
こもった熱を排出しないと天井に断熱がないのでダイレクトに熱が入り込んできます。

そのようなことを考えるとやはり、屋根外断熱にして断熱の外でも
しっかり通気層を設け排熱を行い熱の進入を防ぎ、さらに小屋裏に入り込んだ
多少の熱もこもらせないような排熱の工夫された工法がベストであると考えます。

その工法のついては、弊社大東住宅体感展示場をご覧頂ければご理解いただけます。

2010.07.24:m-seino:[清野 光芳/レポート集]