木材は、熱を伝えにくい・・・

木材は、建築用材としては熱を伝えにくいものです。

以前にもお話しましたが、熱の伝わりやすさを示す指標に熱伝導率が
あります。

例えば、金属の棒を薪にかざしていると手元が熱くなり持っていられなく
なりますが、これは熱伝導が大きい為です。

木の棒を同じように薪にかざしても手元は、あまり熱くなりません。
(燃えますが・・・)

これは熱伝導率が小さい為です。

木材は、コンクリートの1/15、鉄の1/483しか熱を伝えません。
それに加え資材そのものが暖かく結露を起こしにくい最も住宅に適した材料
と言えます。

では、次回は、鉄骨造の断熱について考えます。

2010.07.10:m-seino:[清野 光芳/レポート集]