樹脂サッシと住環境 その4

今回は前回に続き、住宅用サッシの種類とその特徴の記事のご紹介です。

 

今回は樹脂サッシの構造についてです。

●樹脂サッシの構造

樹脂サッシの構造についてご説明致しましょう。樹脂サッシの大きな特徴は、窓枠、窓框(かまち)がアルミサッシやアルミ+樹脂複合サッシに比べて大きい(太い)ことです。

しばしば、この大きさが問題になりますが、下図のように、空間が乾き空気が封入される部屋になり、断熱性能を高めています。

開口部が堅牢に見え、住宅のアクセントにもなります。

樹脂サッシかそうでないか、最もはっきりと判るのは、樹脂サッシは四隅を熱で溶かし溶接して仕上げますから、斜めの線が浮き出ることです。

また、身幅に合わせた円形の蝶板も、サッシを探し出す目安になります。

今までのアルミサッシにはない身幅ですから、違和感を感じて、樹脂サッシの身幅の厚さを嫌う方もいらっしゃいますが、実際に住宅に施工されてると、北欧やヨーロッパの住宅の様な重厚な感じになります。

 

樹脂サッシが施工された内観写真です。

樹脂サッシで、室内の印象がとても明るくなるとともに、今までにない高級感が生まれます。

 

下写真は引き戸タイプの樹脂サッシです。

この様な金属色も可能になり、堅牢で精悍な感じの開口部も樹脂サッシで可能になっています。

 

外開きタイプの樹脂サッシです。下の写真は、引き戸タイプの樹脂サッシです。どの窓にも、アルミサッシには無い重厚な風格が感じられます。

 

次回は、樹脂サッシと環境について、ご案内します。

 

 

 

2018.12.23:m-seino:[清野 光芳/レポート集]

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