快適性を考える その2

前回に続いて快適性について考えます。

今回は、快適な室内環境についてです。

快適な室内環境とは、どんな条件なのでしょうか・・・


国交省が策定した、住環境の目安となるガイドラインが下記の8項目です。

*室温は冬期は20℃前後、夏期は28℃が最も快適です。

*湿度は年間を通して 45~60%が最適です。

*室内の水平温度分布差は2~3℃前後が目安です。

*建物の垂直温度分布差は3℃以下です。

*換気回数は24時間計画換気で(0.5回/時)の環境が良好です。

*室内気流速度は(0.1~0.2m/秒)が理想的です。

*室内の一酸化炭素・二酸化炭素濃度は一酸化炭素で(10PPm以下)がベスト。
 二酸化炭素では(1000PPm以下)が基準値(厚生労働省ガイドライン)

*ホルムアルデヒド濃度は(0.08PPm以下)が基準値です。


 上記のような住環境を少量なエネルギーで作り出すには当然ながら
高性能な住宅が必要ですね。

 健康的な住環境を志向していけば、住宅は自ずと省エネ住宅となり二酸化炭素
排出量の削減の観点からも地球環境にやさしい建物になります。

健康的な高性能住宅は、様々な面から人類に貢献出来るのですね
2016.05.03:m-seino:[清野 光芳/レポート集]

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