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木材について考える。

  • 木材について考える。
今回も木材について考えるです。

住宅を建築する材料として一般住宅は木材で、大型建築物は鉄筋コンクリート
や鉄骨造が一般的です。

木は、一般住宅に最も適した材料と言えます。

近年では、大断面集成材などの開発により大型建造物も木造で建てられるように
なってきました。大型のドームや耐久性と強度が必要な大型の橋にも大断面集成材
使用されています。

木材は他の材料(鉄やコンクリート)に比べ同じ重さで考えるならば、あらゆる面で
優れていると言えるでしょう。

だだし、木材には腐朽菌やシロアリによる劣化等といった弱点もあります。
これは、木材が生物起源であるための宿命ともいえますが、前にもお話しした
建築的な工夫によりその弱点も克服できます。

木材は、他の資源と異なり人に優しく再生可能であるという大きなメリットも
あります。

今回はここまでです。

次回も木材について考えるの心です。
2010.06.26:m-seino:コメント(0):[清野 光芳/レポート集]

西の空が真っ赤に燃えている

  • 西の空が真っ赤に燃えている
上記の映像は大自然の中にある弊社の敷地内にて
本日PM7:30に撮影した物です。

事務所を出て後ろを振り向くと西の空が真っ赤に燃えていました。

山火事かと思うくらいの鮮やかな赤でした。(表現がおかしい?)

慌ててかデジカメを取りに戻り撮影しました。

(夜景モードの切り替えがわからなくて写真は綺麗に取れていないのですが)

夕焼けは、レイリー散乱と呼ばれる気象現象で光の波長によって
色が分けられるそうです。

黄色は、580~595nmで赤い色は、610~750nmだそうです。

難しくてあまり判りませんが・・・・

久しく景色を眺めることがありませんでしたが夕焼けもいいものですね~
と思う今日この頃です。

昔から夕焼けの翌日は晴れると言いますから明日もいい天気ですね。





おまけです、反対を向くと綺麗な月が出ていました。

今度は営業の千葉君に教えてもらい夜景モードで撮影・・・しかし、
ぶれてしまいうまく撮れていません

へたですね~

今度は、うまく撮ります。
2010.06.25:m-seino:コメント(0):[清野 光芳/レポート集]

除湿をすると同じ温度でも涼しく感じる。

  • 除湿をすると同じ温度でも涼しく感じる。
ここ数日は、蒸し暑くて不快な日が多いので以前にもお話した
除湿すると同じ温度でも涼しく感じるについて考えます。

人は、体温を調節する為に熱を発生させますが、気温が高くても
相対湿度が低ければ対流や輻射で発散が汗としてスムーズに行われ
不快な感じがしません。これが除湿による効果です。

一方、温度は同じでも相対湿度が高い場合には、潜熱(湿度)により
熱の発散が阻害されて鈍くなり、汗の発散もスムーズにいかないので
不快な感じを受けるのです。

今の季節(梅雨)、無風の状態で感じる暑さは、体から発散した湿度が
除湿されない為の現象です。

快適空間を保つ為には、高温多湿の空気をエアコン等で除湿して
水蒸気に含まれる潜熱(湿気)を排除する。
そうすれば、温度はそう変わらなくても体感温度は低くなり涼しく
感じるはずです。

(これからの時期は、エアコンによる除湿が必要になりますので
    フィルターの清掃等点検メンテナンスをお願いします。)
2010.06.19:m-seino:コメント(0):[清野 光芳/レポート集]

木材の腐朽について

  • 木材の腐朽について
今回は、木材の腐朽についてです。

木材は、菌類による分解等で劣化します。

劣化とは、木材が使用されている環境で長年に渡る様々な作用で木材の性能を
低下させる現象で、菌類が木材を分解することを腐朽と言います。

(腐朽を起こす菌類を木材腐朽菌と言います。)

木材腐朽菌は、木材の含水率が25%以上でよく繁殖しますが15%以下に抑えると
生存しにくくなります。温度については20~30℃が最適温度でよく繁殖します。

(中には、低温でも繁殖する菌もあります。)

木材を腐朽菌から守るためには、腐朽菌が繁殖するような環境を作らないことです。

木材を腐朽菌の栄養源とさせないためには、乾燥処理や防腐処理をすることその他
含水率を低く抑える為に、床下外壁周り・小屋裏の通風換気を行うことが肝心です。

もっとも腐朽菌が繁殖しやすい土台等は、木材内部に防腐剤が、しかりと注入された
加圧注入材(優良木質建材等認証制度によるAQ認証材)が有効です。





2010.06.19:m-seino:コメント(0):[清野 光芳/レポート集]

木材の乾燥ー2

今回は、久々に「木材について考える」の木材の乾燥-2です。

木材の乾燥方法については、樹種によって異なりますが昔は、針葉樹の場合
(杉・檜など)伐採した木を枝払いしないままで伐採地に転ばしておき、
葉が枯れた時点で枝払いを行います。

さらに数年間野積みにしたり、川や海に貯木場を設けて水漬けにしておいて
十分に樹脂分を抜きそれから自然乾燥させて用材にしました。
生木で製材した場合には、日陰に立てかけて置き十分乾燥した時点で建築用材に
していました。

百年以上を経て現在に残る木造建築は、手間暇をかけて木材を
自然乾燥させる事により耐久性を増していたのです。

現在では、この様に乾燥に時間をかける訳にはいきませんのでグリーン材と
言われる未乾燥剤や不完全な乾燥材が使用されているのが実情です。

このことに起因して多くの問題が起こっているのです。




木材は、必ず人工的に乾燥させてから使用する必要があります。

しかし、人工乾燥材でも不完全な乾燥では、住宅の長寿命化を望むことは
出来ません。
木材の乾燥は、樹種により乾燥方法や乾燥の時間が違うため、確かな設備で
的確にコントロールして乾燥しなければなりません。

(含水率40%の未乾燥材では、築2年程度で変形します。含水率18%の
乾燥材を使用すれば安心です。)

現在では、無垢材を軸組み材(柱・梁桁などの構造材)に使用する場合、
出荷時に含水率の確認も必要と考えている前向きな工務店もいるくらいです。
2010.06.12:m-seino:コメント(0):[清野 光芳/レポート集]