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開口部のガラスの話・・・2

  • 開口部のガラスの話・・・2
今回は、省エネルギーガラスの普及タイプである一般複層ガラスについてです。


複層ガラスは、2枚のガラスの間に乾燥空気を封入し密封された空気層によっ
て断熱効果を発揮。

内側のガラスは、単板ガラスのように外気に直接触れないので室内のガラス面が
冷たくなっても冷輻射を抑え断熱効果を損なわないように働きます。

外気温が低く外部のガラスの表面が冷やされても結露の発生を抑えることが出来ます。

熱貫流率は単板ガラスの半分と夏・冬共に省エネ効果に優れています。
2010.09.04:m-seino:コメント(0):[清野 光芳/レポート集]

開口部のガラス(省エネタイプ)の話・・・

  • 開口部のガラス(省エネタイプ)の話・・・
 今回は、前回の続きで開口部のガラスの話です。

開口部のサッシュに使われている省エネタイプのガラスは、
大きく分けて次の四種類です。

省エネルギーガラスの普及タイプである一般複層ガラス①と、
前回ご紹介した遮熱高断熱複層LOW-Eガラス②(複層ガラス
の室外側ガラスの内側に特殊金属被膜をコーティングした
タイプ)と室内側ガラスの中間層面に特殊金属被膜をコーティング
した高断熱複層LOW-Eタイプ。さらに高性能断熱ガラスとして
LOW-Eガラスの空間部にアルゴンガスを封入した
LOW-E・アルゴンガス入り複層ガラス③の4タイプです。

そのほかに三層ガラス(トリプルガラス)などもあります。

今回はここまでです。

次回より①、②、③の三タイプについてお話していきます。

おまけの話です。

LOW-Eガラスは紫外線遮断効果にも優れており人体に有害な
太陽光紫外線を80%以上もカットする働きも有ります。
LOW-Eガラス・・・すごいですね~
2010.08.30:m-seino:コメント(0):[清野 光芳/レポート集]

窓ガラスについて考える

  • 窓ガラスについて考える
今回も窓の話です。

窓の性能はサッシュの性能と共にガラスの性能で大きく異なります。

今回はLOW-E仕様の遮熱高断熱ガラスについてです。



単板ガラスの場合、室内に入ってくる日射熱は太陽光線の全量の約
88%もありますが、遮熱高断熱複層ガラス(LOW-E)の場合は、太陽熱
を約60%もカットします。
そのため天窓から入る夏の日差し、西日、ベランダの照り返しなどを抑え、
冷房効率をアップさせることが出来ます。

また、冬は暖房による熱エネルギーを室内に反射しますので、外部に熱を
逃がさず暖房効果を高めます。

夏は太陽熱を反射、冬は暖房エネルギーを逃がさないそれが、
遮熱高断熱複層ガラス(LOW-Eガラス)なのです。

すごいですね~

今回はこれまでです。次回も窓ガラスについて考えます。
2010.08.28:m-seino:コメント(0):[清野 光芳/レポート集]

窓まわりの日射遮蔽その2

今日は、気温はさほどでもなく日差しも厳しくなかったのですが、
梅雨時期のような蒸し暑さでなかなか疲れが取れませんね~

明日からまた日差しが厳しくなりそうです。

と言うことで今回は、前回に引き続き窓まわりの遮熱対策について考えます。

前回は室内型についてお話しましたが今回は、室外型についてです。





室外型には、外付けブラインドやオーニング等があります。
そうそう日本の伝統的な日よけ部材のスダレもそうですね。

室外型は、外部で日射の遮蔽を行いますので室内型より高い効果が得られます。

但し外部に取り付けられので、耐久性やメンテナンスそれから外観のデザインにも
配慮が必要ですね。

それから庇や軒など窓の上に固定されている物は、
取り付ける方位との関係が重要です。

夏期の太陽高度を考慮すると、南東~南~南西の範囲では有効な日よけ効果は
有りますが、東西面ではあまり効果が得られません。

庇や軒は日射遮蔽にも重要ですが雨や雪などからも建物を守る
重要な役割も果たします。
2010.08.26:m-seino:コメント(0):[清野 光芳/レポート集]

窓まわりの日射遮蔽

今年の夏は、ことのほか日差しが厳しい猛暑が続いていますので窓まわりからの
日射の遮蔽が快適な住環境には欠かせません。そこで付属部材による窓まわりの
遮熱対策について考えます。


開口部から侵入する日射の遮蔽性能は、ガラスに負うところが多いのですが、
遮熱対策の付属部材である、カーテンやブラインドなど有効な利用で遮熱性能を
高めることが出来ます。

開口部の付属部材には、大きく分けて室内型と室外型
庇や軒などのオーバーハング型があります。



では今回は、室内型についてお話します。





入居者の操作を必要とする付属部材で、レースカーテン等は一般的によく使用される
部材ですが、遮熱効果はあまり期待できず窓本来の遮熱性能が足りない場合の補完的な
部材です。

内付ブラインド、障子等は比較的高い遮熱性能を持っていますが意匠性や
耐久性を考慮して採用する必要がありますね。

当然ですが室内型より室外型の方が日射遮蔽効果の高い物があります。

では次回は室外型についてお話します。

今回は、簡単ですみませ~ん。
                    
2010.08.21:m-seino:コメント(0):[清野 光芳/レポート集]