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身体基準寸法

今回は、高齢者向けの住宅での寸法についてのお話です。

下図は、身長155cm程度の方の立位での基本的な寸法の目安です。




(この身体基準寸法は、あくまでも目安ですのでご本人の身体寸法や
身体機能を考慮することが必要です。)

このように基本となる寸法を知っておくと新築や改造のときにとても
便利ですね。

参考にしてください。
2011.03.06:m-seino:コメント(0):[清野 光芳/レポート集]

地震

  • 地震
連日、ニュージランド クライストチャーチでおきた地震の被害が
報道されております。日本からも国際援助隊の方々が現地に入られ
懸命の救助・捜索活動をなさっております。
本当にご苦労様です。

都市近郊の地震は、大変な被害が出てしまいます。
本当に怖いですね。

神戸の大震災では、前兆もなく、無防備な中で起きた地震に6,433人
もの死者がでました。地震の直後に亡くなった方は約5,500人で、
そのほとんどが住宅の倒壊などによる被害者だそうです。

死亡場所は、自宅でなくなった方が87%、病院で亡くなった方が
4%にも満たなかったそうです。

多くの犠牲者が自分の家で亡くなっています。

下表は、死亡者の中で分析可能な3,651人の死亡原因をまとめたものです。



ほとんどが住宅の倒壊によるもので窒息死が54%
圧死が18%、その他内臓破裂や外傷性ショックなどが15%となっています。
その後に起こった火災によって12.4%の人々が亡くなっています。

焼死した方々を含めこれらの犠牲者の方は、建物に倒壊を免れる耐震性
があれば亡くなることもなかったのではないでしょうか。

建物の耐震性・耐久性は、災害時における命を守る大変重要な要素である
ことを改めて感じさせられます。
2011.03.01:m-seino:コメント(0):[清野 光芳/レポート集]

強風の話

  • 強風の話
今回は、昨日の続きのようなお話ですが、強風についてです。

昨日の強風は、凄かったのですが過去の各地の最大瞬間風速は、どの位か
と資料を日繰り返して見ましたら、ちょっと古いですが見つかりました。

下表がそうです。



風速計の高さにもよるのでしょうが東京でも38.2m/sもあったのですね
室戸岬と那覇は凄いですね~(那覇の高さはどの位だったのでしょうか)


前にもお話しましたが、現在の建築基準法レベルでもしかり造ってあれば
伊勢湾台風なみの風にも大きな損傷なく耐えられるはずです。

(伊勢湾台風は、東京近郊外の住宅地に置き換えると高さ10mの地点
で風速35m/s瞬間風速50m/sに相当)

相当の暴風でも大丈夫ですね。
2011.02.19:m-seino:コメント(0):[清野 光芳/レポート集]

強風で窓は大丈夫?

今日は、強風が吹き荒れて大変天気になりました。

事務所の窓からも隙間風がピューピューと音を立てて入り込んでいました。

(古いですからね~)

ではどのくらいの強風かと調べてみると今日の午後1時41分に仙台での
最大瞬間風速27.1m/sを記録したそうです。

すごいですねー

東北新幹線も止まってしまったそうです。

別棟に樹脂サッシがついているので様子を見にいってみると
さすがですね~なんともありません。

それもそのはずです樹脂サッシの耐風圧性能はS-3等級で
風速50m/sにも耐えられる性能を持っていますからね

ただしその性能は、窓がロック状態のとき発揮されますので
今日のような風の強い日は、クレセント等をしかり閉めないといけませんね
2011.02.18:m-seino:コメント(0):[清野 光芳/レポート集]

地盤調査は、敷地の健康診断

今回は、地盤の調査についてお話します。

地盤の調査は、何故必要なのでしょうか。

それは、敷地に安定した住宅を建てるために地盤の強度を
知る必要があるからです。

軟弱な地盤や強度に偏りがある地盤にそのまま建物を建ててしまうと
不同沈下を引き起こし建物が損傷してしまう危険性があります。
このことは、みなさんよくご存知ですよね。

今では、住宅建築でもほとんど地盤調査が行われています。
(瑕疵担保履行法による保険でも敷地の状況について現地調査
が必要とされています。)

地盤は、建物の基本構造物の一部ではありませんがその本質を左右する
大きな影響力をもつ存在です。

地盤調査によりその状況を確認し補強の必要性や効果を検討し
建物の基礎の仕様を決めなければなりません。

何かに書いてありましたが地盤調査は、敷地の健康診断のようなもので
地盤改良(地盤補強)は、基礎体力づくりのようなものなのでしょうね。

2011.02.13:m-seino:コメント(0):[清野 光芳/レポート集]