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減湿と快適冷房

連日暑い日が続いて大変ですね~
その上湿度が高いと不快に感じてなおさら暑いです。




と言うことで今回は、減湿について考えます。

空気中に含まれる水分を除去し、低湿度にすることを減湿又は除湿といいます。
(皆さんご存知の通り)
夏の冷房時には、高温多湿の空気が空気冷却器で冷却される時に結露し、空気中
の水分が水滴として分離され、空気冷却器からドレン管により室外に排出されま
す。
つまり空気冷却器が減湿器の役目を果たしているのです。

エアコンで除湿すると、涼しく感じるのは除湿によって水蒸気に含まれる潜熱
(湿気)が排除されるため、温度が変わらなくとも体感温度が低くなり、涼し
く感じるからです。

湿度が高く無風の状態で感じる蒸し暑さは、躰から発散した湿度が除去されない
ための現象です。

暑くてもカラッとしてればね~
2014.08.02:m-seino:コメント(0):[清野 光芳/レポート集]

扇風機の活用

連日暑い日が続いて大変ですね~

夏だから仕方ないですね~


と言うことで今回は、ご家庭での暑さ対策をご紹介します。


扇風機の活用です。


室温が高いときは、エアコンを低速で運転しながら扇風機を活用すると、

冬に使用するサーキュレーターのように室内に微風が起こり体感温度が

下がりますから、エアコンの効きが格段に良くなったように感じるそう

です。






扇風機なんか古いと侮れませんね。


湿度が低い日は、扇風機だけでもOKの場合もあります。
(夏の高原の爽やかさのように)


試してみてはいかがでしょうか
2014.07.27:m-seino:コメント(0):[清野 光芳/レポート集]

屋根の話その6

  • 屋根の話その6
今回はスレート屋根の話です。

スレート系の屋根材は、天然スレートと化粧スレート(コロニアル・カラーベスト)
の2つに分けられます。

では、それぞれの特徴をお話ししていきましょう。

天然スレート葺には、粘板岩の中の玄昌石が使われています。

(玄昌石は、床材としても使用されており黒く艶の引けた上品な素材ですので
和風建築よく合います。)

宮城県では、石巻市雄勝町が産地で東京駅丸の内駅舎の屋根に使われているこ
とは結構有名ですね。



天然スレートは、高価なもですから現在の住宅建築ではあまり使われていない
ようです。

圧倒的に多く使用されている屋根材は、化粧スレート(コロニアル・カラーベ
スト)と言われる材料です。





化粧スレートは、セメントを高温高圧で養生・成形した板状の合成スレートに、
着色したもので、耐候性にも優れており、薄さと軽さで耐震性の面でも有利な
ことから屋根材として広く普及しています。

以前は不燃性を保つため石綿(アスベスト)を使用しておりましたが、現在で
は、健康や環境問題への配慮から石綿の代わりに人工繊維や天然繊維を使用す
ることによりノンアスベストの化粧スレート瓦に変わっています。

現在の住宅建築では多分に最もポピュラーな材料と言えるでしょう。
2014.07.21:m-seino:コメント(0):[清野 光芳/レポート集]

屋根の話その5

今回も屋根瓦のお話です。

前回もお話しいたしましたが瓦には、釉薬瓦と無釉瓦がございます。

では、それぞれの特徴をお話ししていきましょう。





釉薬瓦は、プレス成形した瓦形の素地に釉薬をかけて、窯の中に入れ
て高温で焼き上げた陶器瓦です。

高温で焼かれ釉薬がガラス質になっているため水が浸透せず、長期間
に渡って美しい状態を保ちメンテナンスもあまり必要としません。
釉薬を使うことから、色も豊富に選択できます。

形もS型・平板・和型等いろいろと用意されており家のデザインに
合わせて使い分けられます。







無釉瓦には、(いぶし瓦)(素焼き瓦)があります。釉薬を使わないの
で陶器の素地の色合いが産地によって異なります。

いぶし瓦は、釉薬をかけずに焼き松材や松葉で黒色にいぶして造る
瓦全体が渋い銀色をした瓦です。釉薬瓦に比べて耐久性は落ちますが
デザイン的に和風の建物に適しており日本建築のお城や寺社、純和風
住宅に多く使われております。

素焼き瓦は、冬期の自然の風合いを活かした瓦で、酸化炎焼成の赤色
のため赤瓦とも呼ばれています。色合いもナチュラルで、洋風建築に
よくマッチします。スペイン瓦が代表てきですね。
2014.07.05:m-seino:コメント(0):[清野 光芳/レポート集]

屋根の話その4

  • 屋根の話その4
今回より屋根の材料とその特徴についてのお話です。

初回は瓦についてです。

瓦は、粘土を使った陶器の屋根材で、表面に釉薬が塗られている釉薬瓦と
塗っていない無釉瓦(素地瓦・素焼き瓦など)とに分けられます。

粘土を素材にして焼いた瓦ですから、ほかの屋根材より重量は増します
ので耐震性能を考えた時にはそれなりの補強が必要ですが、表面は強く、
色彩も半永久的でほかの屋根材に比べてメンテナンスがかかりません。

年月とともに味わい深さが出てきますから、昔から人気の高い材料です。

次回は、釉薬瓦についてです。
2014.06.21:m-seino:コメント(0):[清野 光芳/レポート集]