材の話その10

  • 材の話その10
木材の話・・・木材は住宅に適しているのかについて
考えてみます。

今回は以前にもお話ししました「木の香り薬効(森林浴)」について
です。

人が、森林の中に入ると何ともいえず心が安らぎ、活力を取り戻せたような
気分になります。

それは単に精神的なものばかりではなく、フィトンチッド(樹木から放出される
揮発性物質)が、作用していると言われています。

フィトンチットは、殺菌・殺虫能力がありますので、動物がしばしば意識的に森林の中
に潜むのは、森林の殺菌効果を本能的に知っているからだといわれています。

特にマツやヒノキなどの針葉樹林では、フィチンチットの発散量が多く森林浴により
免疫力が向上すると言う話しも聞きます。

山道を登り深い森に入って、すがすがしい森の香りを胸一杯に吸った時、生き返った
ような気分になるのは、樹木が発散するフィトンチットの効果によるものなのでしょう。

森林の中に身をおき心身ともにリフレッシュする事を森林浴と言いますよね。

木の香りはよいのです。

木を多く使用している木造住宅では、木材のすがすがしさが長期にわたって持続して、
いつまでも人々を優しい気持ちにさせてくれます。


2015.11.14:m-seino:[清野 光芳/レポート集]

この記事へのコメントはこちら

※このコメントを編集・削除するためのパスワードです。
※半角英数字4文字で入力して下さい。記号は使用できません。